『未亡人の一年』を読み終えました。上巻を読み終えてからすぐに下巻を読み続けることができなかったのであいだに1ヶ月くらいブランクがあったけど、無事に読み終えることが出来てよかった。というか、アーヴィングの小説はたいてい無事に読み終えることができるのです。おもしろいから。
アーヴィングの小説はたいていが長いし、そのためにより時間をかけて読むことになるから、その分思い入れも強くなるし、単純に小説と向かい合っている時間が多くなる。向かい合っているという意識も強くなる。アーヴィングを読んでいると、「自分が今、アーヴィングを読んでいるのだ」という意識が日毎に強くなっていく。だから、アーヴィングの小説を読み終えたときはいつもすこし悲しくなる。これまでの何日間か(何週間か)コンスタントに時間と空間を共有してきた登場人物や舞台となった土地から離れてしまうことが。
何年か前に『サイダーハウス・ルール』を読み終えたときにも強くそう感じた。
次に何を読むかまだ未定ですが、3週間後くらいに村上春樹の新刊『海辺のカフカ』が出るので、それまでに読み終えることのできる小説を読みたい。予定としては、敬愛する作家ミラン・クンデラを久しぶりに読もうかと思っています。幸い、中央図書館のサイトで検索してみると、アーヴィングほど人気ではないようなので。
- Newer: ミラン・クンデラ、『無知』
- Older: 記念日
