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柄谷行人 このエントリーを含むはてなブックマークlivedoorクリップ柄谷行人

  • 2003-05-18 (Sun) 19:15

 昨日の土曜日、昼から近畿大学国際人文科学研究所大阪コミュニティカレッジに行ってきました。昨日から通い始めたところで、総合文化講座を受講します。で、昨日の講師が柄谷行人でした。彼はまた、国際人文科学研究所の所長でもあります。
 カント、ヘーゲル、マルクス、フロイトなどを引用しつつの1時間半の講座のあと、質問を受け付けるということで数人の方の質問に慎重にときには冗談をまじえつつ答えていました。2時から3時半までの講座の予定が、質問の時間が長引いて4時半くらいに終わりました。
 柄谷の講義は先週と昨日の土曜日の2回にわたるものだったので、昨日から参加したばかりのボクは議論の流れがはじめのうちは掴み難かったのだけど、途中からたどることができるようになりました。印象的だったのは、世界を変えるには個人の力はあまりにも小さいと言って何かをあきらめてはいけない、というような意味のことを言っていたことでした。デモや署名などを日本人はもっとしなければならない、と。目の前の短期的なスパンでものを見て動くのではなく、もっと長い目でものを見なければならない、と。けっこう勇気づけられました。
 日本橋にある近大会館に教室があって、1階では柄谷の著作を何冊か売っていました。『トランスクリティーク』は定価より少し安く買えるし、柄谷のサインももらえるということだったのだけど、現金の持ち合わせがなくて買えなかった。ボクにこのコミュニティカレッジのことを教えてくれたKさんは先週買ったらしく、サインをもらっていました。帰りはKさんと堺筋本町まで歩いた。Kさんはボクと同じ会社で働いていて、つい最近解雇通達を受けたので、解雇撤回と未払いの残業代の支払いを求めてこれから会社側と戦っていくところなのです。ぜひがんばってもらいたい。倒産するならしたで別に構わないとボクは思っているし。その方が失業保険も出るし、良いってものでしょう。
 柄谷行人の外見的な印象は、ごく普通のおっさんだということでした。髪の毛も整ってるのかいないのかわからない微妙な具合だったし、ズボンのポケットに手を突っ込んで小銭をジャラジャラさせながらしゃべっていたし、眼鏡を外したりかけたり、腕時計を外したかと思えばまたすぐはめたりと、たぶん本人は無意識でやっているのだろうけど、けっこう落ち着きなくしていた。

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