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自己弁護の王国 自己弁護の王国

  • 2003-06-11 (Wed) 01:55

 明日(もう12時を過ぎているので今日だけど)、朝に会社の前に街宣車が来て、ビラもまかれるという。正確な内容はわからないけど、この前会社をクビになった元同僚のKさんが労働組合の人と一緒に会社側に解雇撤回と未払いの残業代の支払いを求めていて、会社側がそれに応じないためにそういう手段に出る、というのが簡単ではあるけど一連の流れになると思う。
 ボクはまあ今のところまだこの会社の社員だし、小さな会社なのでもし会社の信用がそれで失われて倒産でもしたら、それはそれで大変かつ面倒なことにボク自身もなるのだけど、基本的にKさんの行動に反対はしない。むしろ賛成する。
 クライアントが限定されている会社であり、かつクライアントの種類上、信用ということがわりと重要な位置を占めることはもちろん経営者は理解していなければならない。ところが、Kさんの街宣車とビラを止めることができなかったことからして、本当にあいつらはこのこと(街宣車とビラ)が意味することを理解しているのか? と疑わざるを得ない。あるいは、もし会社をたたんでもいいと考えているのなら、そのしわ寄せは確実に社員にくるのだしあまりにも無責任すぎる。まあ彼らの無責任さは今にはじまったことではないのだけど、でもそれにしてもそう思ってしまう。
 結局は、会社のことを考えるときに彼らが年頭に置いているのは自分たちのことだけであって(社長と副社長は夫婦なのです)、そこで働く従業員であるボクたちのことはこれっぽっちも心配していないのだ。ボクたち従業員のひとりひとりに生活があるということを想像する力を彼らは持ち合わせていない。Kさんがビラを撒き街宣車で街を走ることが会社にどのくらい深刻な事態をもたらしかねないかということを想像する力を持ち合わせていない。自分たちの思い通りに生きてきて、自分たちに逆らう者に耳を傾けてこなかった結果がこのざまだと思う。自分たちへの客観的な視点が彼らには欠如している。そこでは自己批判に取って代わって自己弁護が王国を築いている。そう、彼らは自己弁護の王国に暮らしているのだ。自己弁護の王国にあっては彼らに成長はない。彼らはそこに留まり続け、永遠に他者への批判をし続けるだろう。勝手にやっとけ
 今から7時間か8時間後にKさんが街宣車でスピーカーを通して何かを喋っているときに彼らが何を思うのかを見届けたいと思う。その後に及んでも彼らが自己弁護の王国に留まり続けるようであれば、この会社に未来はないと思う。

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