- 2003-10-23 (Thu) 22:38
ふとしたきっかけから古井由吉の「杳子」を読み直したのだけど、やっぱりボクはこの小説が好きですね。この淡々と、しかし最後まで読ませる文章の持つ力というか筆力は並大抵のものではないと思う。雰囲気的に村上春樹の『ノルウェイの森』と通じるところがあると、昔読んだときにも感じたし、それから時間の経った今もそう思いました。人物設定の面でも相通じるところがあると思います。
好きなフレーズを引用します。
「病院に行ってどうなるの」
「健康になるのよ」
「健康になるって、どういうこと」
「まわりの人を安心させるってことよ」
「健康になるのよ」
「健康になるって、どういうこと」
「まわりの人を安心させるってことよ」
人生において、定期的に読み返すだろう、ボクにとって大切な小説のひとつです。
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