- 2003-10-31 (Fri) 13:04
キル・ビルを見てきました。手が切り落とされたりするっていうのは聞いていたのだけど、あそこまでバッサバッサと腕なり足なりが落とされるとは思ってなかった。ボクでさえちょっと眉間に皺を寄せながら見ていたようなものなのだけど、一緒に行った彼女はしょっぱなからもう怖い怖いと言ってスクリーンを直視できない様子でした。目を瞑ったりもしてたそうです。実はボクも目を瞑りそうにはなったのだけど、作品としてちゃんと見なくちゃという思いで見ました。
音楽はたしかにセンスがいいと思います。サントラも聞いてみたい。ただ、ユマ・サーマンが喋る日本語はいただけない気がする。随所に武士の精神みたいなものが描かれている(あるいは描こうとしている)のだけそ、それがどうも薄っぺらなものに思えてならなかった。この映画を見るにあたって、日本人であるかないかということが映画の印象を決定的に分ってしまうような気がした。例えば、アメリカ人がこの映画を見て、日本古来の武士の精神がそこに描かれていると感じるのだろうか。
でも、あとになって考えを改めた。この映画はリミックスアルバムみたいなものだと思う。自分の好きな音楽をあちこちから寄せ集めてきてその意匠を新しいものに取り替える。タランティーノがこの映画で行っているのはそういうことなのではないかと思う。彼が好きなやくざ映画やサムライ映画(チャンバラ?)のリミックス。リミックスに鈍重さや崇高さを求める事自体がそもそも間違いであり、意匠の新しさ、オリジナルとの関係性、リミックス作品の随所に現れてくるリミキサーの存在、などを楽しむものなのだと思う。
来年春のキル・ビル2が楽しみです。彼女は(ストーリーは気になるけど)もう見に行かないと言ってる。たしかに血が出過ぎではあるね。
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