- 2003-11-27 (Thu) 11:44
以前に書いた『残業をする日』の続き。
その翌週の月曜の朝礼は奇妙なものでした。いつもなら、各チームリーダー、課長、社長という順に話をするのが、朝礼の進行役である総務の人と事前に打ち合わせがあったかのように(口裏合わせみたいなものがあったのでしょう、たぶん)、課長だけがスルーされたのです。社長の話にも、端々に「組織改編」だの「働く意欲の出る体制」などが上り、「近い内に正式に発表する」とは言うものの、一見、いったい何についての話をしているのかまったく的を射ないことの連続だったのです。何について「近い内に正式に発表する」のか、まったく語られないという奇妙な言説が繰り広げられていたのです。
ところで、一部の人たちにとっては(といっても十数名の会社なので一部と言ったってすなわち大半なのですが)それが何についてのことなのかということは明かなくらいにそれぞれが理解していたと思います。正式な発表をするべき者が曖昧な事柄しか語らず、社員たちは漏れ聞いている情報や自分が見聞きしている状況を元に推測をする。それがまったく困難な作業ではなく、多くの者にとってはほとんど自明のことでさえあるのに、社長はボクたちが何も知らないことを前提にして明言を避けるのです。このアホさ加減、実感しないとわからないんだろうなあ。
結局、あれから2週間ほどになると思いますが、正式な発表は何もありません。正体がばれた当の本人はあれからあまり社内にいることがなく、営業に出ているらしいです。たまに社内にいるときも、自チームの社員に妙に媚びるような気持ち悪い声が遠くから聞こえてくるくらいで、その他には害はありません。噂によると、これまでは課長職として全社員の管理教育を担っていたのが、今回のことがあってその任を解かれたそうです。他のチームリーダー同様、1チームリーダーに留まるらしい。ボクたちの彼にたいする態度というのは何も変わらず、ただ単純に鬱陶しい者が遠のいたということを良かったと思っています。同情とか憐憫とか、そういった感情はまったくありません。だって自業自得なんですからね。
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