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モナリザ・スマイル モナリザ・スマイル

 モナリザ・スマイルを見ました。
 ジュリア・ロバーツには特別な興味はないのですが、スパイダーマンのヒロイン役のキルスティン・ダンスト(海外のファンサイト)の無表情な冷たい目線には何か惹かれるものがあります。だからこの映画を見たのだ、というわけではないのですが。キルスティン・ダンストさんが出ていることもたいして知らなかったし。
 物語は、女性の幸せは結婚にあるというような“保守的な”考えが当然のこととして受け入れられているニューイングランドの名門女子大に、都会の進歩的な考えを持ったジュリア・ロバーツ演じる美術教師が赴任し、“保守的な”思想と対立しながら時には挫折しそうになりながらも、最終的には“保守的な”考え方が当たり前だと思って疑わなかった女子大生たちに『自分で見、自分で考える』ということを伝えることができ、心の通いというようなものを見いだすことができる、というもの。ストーリーとしてはよくあるものだと思う。
 エンディングに流れる、いかにもな典型的なアメリカの家庭なんかを見ていると、女性が女性自身として自立しているのではなく、男性の付属物として、男性を補完する存在として家庭に入り、またそのことを男性はもちろんのこと、女性自身さえも省みることなくそこにこそ幸せを見いだしていて、そのような理想の家庭像がテレビなどのメディアを通して再生産されていくことに多少の恐ろしさと大きな滑稽さを感じずにはいられなかった。だからボクはジュリア・ロバーツには感情移入できたし、“保守的な”考えをもつ人々の振る舞いには滑稽さを感じずにはいられなかった。
 そのような時代がたしかにあったのだし、それは今も残っていると思う。ボク自身の中にも残っているかもしれない。

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