- 2004-09-10 (Fri) 10:32
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- Korea, Movie
韓国の映画悪い男を見ました。
変な映画といえば変な映画だと思います。ヤクザに目をつけられた女子大生が娼婦の世界へ引きずり込まれる、という話。ヤクザの男は彼女を愛してるのだけど、愛し方がわからない。だから彼女を娼婦の世界に引き込み、映画の最後ではふたりで車で旅をしながらヤクザの男が客引きをし娼婦となった彼女が体を売りお金を稼ぐ、というような男が望んだともとれるような結末となっている。望んだというか、そんな風にしか愛した女と一緒にいることができない?
おかしな話なんです。だって、男のしてることはとんでもないから。ヤクザの男はそうしたかったかもしれない。けど、じゃあ女子大生だった彼女は? 娼婦の世界に引きずり込まれたので仕方なくそうしてるだけかもしれないじゃないか。その不器用なヤクザの男の愛が、女子大生と男子大学生の街のどこでも見かけるようなカップルの恋愛の対局として、極限的な凶器的なそしてだからこそ純粋なものとして描かれているのだけど、ボクはそこに違和感を感じていました。
でもそれはとくにどうでもいいんです。それよりも気になったのは、ふたりが海岸に行ったときに目の前で赤いドレスの女が海に入水自殺をするのを目撃したシーンで、女子大生は砂浜に埋められた写真を見つけて持って帰ります。引きちぎられた写真の断片をつなぎ合わせると、2枚の写真になってそれぞれに男女が写っているのだけど2枚ともちょうど顔の部分が抜け落ちているのです。顔の部分が抜け落ちて誰ともわからない男女が写った2枚の写真を女子大生は鏡に貼り付けます。あとになって、もう一度女子大生が海岸に行くと抜け落ちた部分の写真の断片が砂浜の同じ場所にあって、その男女はヤクザの男とあの赤いドレスの女なのです。そして、あの赤いドレスの女は女子大生自身にそっくりなのです。女子大生は街で見つけた赤いドレスを買い、それを着て海岸に行きます。別のところにいたヤクザの男も同じときに海岸に来ます。そしてふたりは並んで砂浜に腰を下ろすのです……あの写真の中のふたりのように。
物語の途中でヤクザの男は自分の手下のチンピラに腹を刺されるのですが、なぜか死ぬことはなく血もいつの間にか止まっています。その直後のシーンから、海に入水自殺した赤いドレスの女と女子大生を同一視するような視点が映画に加わるように感じたボクは、腹を刺された時点で男は死んでいて、そのあとの物語は男の意識の中で展開されていることなのだという解釈もできるなあと、映画を見終わった後で思ったりしました。
それにしても、変な映画でした。
どういう物語かぜんぜん知らなかったボクは、冒頭のシーンでフランクフルトを食べ歩きしている男を見て『行儀の悪い男やなあ』とか、食べ終えてからフランクフルトの刺さっていた棒を地面に捨てるのを見て『悪い男やなあ』とか言って遊んでました(後のヤツは彼女が言ってました)。
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