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太陽がいっぱい 太陽がいっぱい

 太陽がいっぱいを見ました。
 ボクは昔一度だけ見たことがあって、彼女はリメイク版のリプリーを見ていました。久しぶりに見てみて、前半のテンポの悪さにどうなることかと思ったものの、さすがにフィリップを殺したあたりからは見所も出てきて退屈することはありませんでした。
 ボクがこの映画でよく覚えていたのは、アラン・ドロン演じるトムがフィリップのサインを投影機で壁に拡大投射しその筆跡を何度もなぞって練習するシーンです。
 手に入れたいものをすべて手に入れたトムが幸せの絶頂にいたその瞬間に(『太陽がいっぱい』だと彼に言わせたその瞬間に)彼の完全犯罪は音を立てて崩れていきます。そのシーンには見ていて感じるものがあるし、あとはやはり別の人間になるというモチーフにも興味深いものがあると思います。
 リプリーではまた違ったアプローチのされ方がなされているらしいので、機会があれば見てみようと思います。

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