Home > Archives > July 2006 Archive > プラスティック・ソウル

プラスティック・ソウル プラスティック・ソウル

 阿部和重のプラスティック・ソウルを読み終えました。
 今年出た本だけど執筆されたのはだいぶ前みたいです。それもあってか、阿部和重の最近作とは幾分毛色が異なると感じたのですが、読み始めてから読み終えるまでに日数はかかったものの、実際の読書時間がすごく短かったはずです。途中で読むのをやめてしまっていたので(仕事が忙しかったのでしょう)、一度また最初から読み始めたりもしました。
 語り手が神の視点から3人称で語っていたと思えば、突然、主人公とおぼしき人物が1人称で語りはじめたりして面白かったのですが、読んでいる内に想像している結末、それは作者も想定済みのことであるはずなのですが、というのも自分の書いた文章を読んで読者は何を考えるかということに敏感な作家だと思うからなのですが、なんだかよく分からない終わり方になったものの、途中もなんだかよく分からない進み方だったのでそれはそれでキマってるんじゃないかなと思ったりしました。
 あり得ないはずのことが起きたと言うけれど、語り手に信憑性がないから、ホントにそれは起きたのかどうかも疑わしい、と。

プラスティック・ソウル
阿部 和重
講談社 (2006/03)

Related Entries

blog comments powered by Disqus

Home > Archives > July 2006 Archive > プラスティック・ソウル

Return to page top