元々は土曜日に彼女の友達の韓国人の旦那さんのヨンスンさん(大阪に単身赴任している)の買い物に付き合うはずでした。電化製品が家にまったくなくて、エアコンも冷蔵庫も洗濯機も電子レンジもないのでそれらを買いにヨドバシカメラに行くはずだったのですが、先週末にひとりで買いに行ったそうで、ちょうどキャンペーン中か何かで安く買えたということだったので土曜日の予定はキャンセルになって日曜日に大阪巡りをしようということになっていました。
土曜日は彼女が風邪をひいて寝込んでいたのでどこにも出かけず、ボクは夕方に近所の美容院に髪を切りに行ってスーパーで買い物をして帰ってきました。日曜日の昼にヨンスンさんと待ち合わせて大阪城に行ってきました。そういえば、別の韓国人の友達が大阪に来たときにも大阪城に案内しました。長年大阪に住んでいますが、大阪には見るべきところが少ないような気がします。あるいは、灯台もと暗し的なことなのかもしれないけれど、京都と比べてみればお奨めの場所というのはあまりないような気がします。
地下鉄の駅から大阪城までの道中がとても暑くて汗だくになりました。大阪城の中に入って天守閣から一通りすべて見ましたが、久しぶりに来て全然覚えていなかったのでボクもまるでヨンスンさんのように初めて来るような感覚で見ていたのだと思います。天守閣から大阪の四方の景色が見られましたが、景色を見るならもっと高いビルもあるし最適ではないよなと思ったりしました。今ではエレベータも設置され博物館化していますが、昔は城の中で生活していたんでしょうか。城って外から見たら大きくても中にはいると意外に狭いような気がします。8階の天守閣まで上るのに昔はエレベータもなかったわけだから、さぞかし不便だったことでしょう。
大阪城をあとにして、少し時間は早かったけれど鶴橋に移動してお好み焼きを食べました(その前に少し市場を散策しました)。ヨンスンさんにとって初めてのお好み焼きの味は『ホントにおいしいです』でした。どちらかと言えば小食で飲む方が好きなようです。お好み焼き屋では焼酎とビールを飲んでました。ボクの方はビール専門でした。
お好み焼き屋を出て(お好み焼き屋に入る前に市場で辛ラーメンが安かったので店を出たあとでヨンスンさんが買いに行ったのですが、自分に3個、ボクたちに3個買ってくれました)、ボクが高校の頃から行っている(といっても最近はめっきり行く機会のない)店に移動して飲み続けました。2本目のビールを飲んでいるとボクはもうしんどくなってきたのに対し、ヨンスンさんは飲めば飲むほど口数が多く楽しくなっていって、ボクら3人の会話は日本語と英語と韓国語が混ざり合ってそれらの隙間をジェスチャーとノートに書いた文字や絵が補うという形で進んでいきました。言葉の壁もそれがまた楽しみの1つになっていて、どうやって相手に伝えるか工夫を凝らす楽しさと伝わったときの喜びとなって手元に戻ってきました。
3軒目のカラオケ屋でもヨンスンさんはビールを飲み続けてました。ボクも少しお茶を飲んでからジュースみたいなもの(チューハイ)を飲みましたが。ヨンスンさんは韓国の歌しか歌わなかったけど上手でした。タンバリンはないのかとか言ってたなあ。最後にまた飲みに行きましょうと韓国語で言ったら『今から?』と驚かれました。彼女に聞いたままを言っただけだったので。。。そんなようにお互いにとっての外国語を直し合った日でもありました。有意義ですよね?