DEATH NOTE the Last name

 土曜の夜に難波で DEATH NOTE the Last name を見てきました。
 この映画が公開される前日くらいに前作がテレビで放映されていたのにたまたま遭遇した(途中からでしたが、まだ最初の方でした)のがきっかけで原作(漫画)を読破し土曜の夜の映画鑑賞に至ったわけですが、原作と映画とでは物語がずいぶんと異なっていました。あのやたらと文字が多くて読むのにとても時間のかかる漫画を4時間程度にまとめた手腕は評価できるのかもしれないけど、原作にあった緊張感は映画にはない。L(エル)と呼ばれる登場人物の描き方が映画ではけっこう雑であるように感じるのと、原作からはもっともっとピリピリと張りつめた緊張感が感じられた。それはどこか飄々としたエルとあらゆる可能性を常に取捨選択しているキラとの心理戦にあったはずなのに、映画のエルにはその飄々さや何を考えているかわからない感じがどうにも少ない。何を考えているかわからないという人物を描くために、ただ何か特定のことを考えさせないようにしているだけとでもいうか……。
 それでもまあ映画は映画として楽しめる。映画だけしか見てはいけないということはないのだから原作と両方楽しめばよい。原作とは物語の展開が異なるし、たしかにあの心臓麻痺が起こる瞬間の重低音は映画館でしか味わえないものなのだから……。

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