ことのはじまりはこうだ。
昨日の仕事帰り、終電に間に合うように職場から駅まで急いでる途中でさっき別れたばかりの同僚から携帯電話にメールが届いた。なんでも、副社長が電話をしてきて最近働き過ぎだから2週間くらい休めという。ボクにはそんな電話はかかってきたことないけど、美味しいものをごちそうになったりしてるし、そうやって2週間も休めだなんて気にかけていただいてるんだなあと感動したりしました。
お腹すいてたのでとっとと帰ったら彼女がクリームシチューと蓮根のごま和えを作ってくれてました。晩ごはんを食べるのを忘れるくらいにくたくただったので、その温かい香りに感動しました。感動するなんて久しぶりのことです。本人は『この組み合わせはどうだろう』と言ってたけど、クリームシチューも蓮根もそれぞれがそれぞれに美味しかったです。日曜日くらいに買ってすっかり忘れていた明太子フランスパンといただきました。
家に着いた時点で日付が変わるくらいだったのでごはんを食べ終えたときにはもうすっかり良い時間だったのですが、どうしても調べたいことがあったので夜中じゅうひとりで起きてパソコンに向かっていました。とりあえず一段落付いたので少し眠ろうと思って(少ししか眠れない時間だった)最後にサーバーのいらないファイルを整理していたら、疲れていたのか気を抜いていたのかそれともただのおっちょこちょいなのかどうか、root ユーザーで rm /* してしまいました。何が起こったのか一瞬分からなかったということを人は言うけど、ボクには何が起こったのかすぐにわかりました。サーバーのデータ全消去じゃん!
あわてて確認したら思い出したのですが、ボクは tcsh を使っているのですが設定ファイルの .tcshrc にこう書いていたのでした。
alias rm 'mv \!* ~/.trash/'
とりあえずデータの消去は免れたのですが、/root/.trash に入ったデータを戻そうとしても今度は cp とか mv とかのコマンドが実行できないのです。
ELF interpreter /libexec/ld-elf.so.1 not found
Abort
/libexec/ もゴミ箱に移ってしまっていたのが原因みたいで。。。
それでどうしたものかあれこれ調べていたのですが、疲れてきたのでとりあえず寝ることにしました。夢の中でサーバーの会社の人がなおしてくれてたなあ。。。
2時間弱くらいで起きて、もう一度調べてみたらさっき見てたサイトに解決方法が載っていました。
—kenti.jp— そんなわけで | 恐ろしきかなld-elf.so.1の罠。
/rescue/ の中にそういう場合に使えるコマンド群が入っているみたいです。もちろん、このディレクトリもゴミ箱の中に入っていたので移動して mv 出来ました。移しただけであっさり元に戻ったので拍子抜けしてしまいました。念のため reboot してみて無事起動したので OK でしょう。
そこまで確認して(ちょっと休憩してから)出社した今日は1月最後の日です。アンラッキーなのかラッキーなのかよくわからない1日のはじまり。天気の良い冬の朝は寒かったです。