信じられないくらいに不毛な世界

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 忙しいからと言って好きなことをしないと心がすさんでくるので、昨日くらいから再び小説を読むことにしています。
 だからといって時間がないことにはかわりないので、読むことが出来るのは朝と夜の地下鉄の移動時間(計1時間くらい)。加えて余裕があれば家に帰ってきてから夜眠るまでの時間に読んだりもします。

 しばらく前から読んでいたわが悲しき娼婦たちの思い出を読了しました。
 90歳の男性が15歳そこそこの女の子に恋をするという物語なんだけど読んでいて文章に味わいがある。何年もかけてじっくりと熟成された香りが漂っている。それだけでボクは読んでいて満足感を得ることが出来ました。ただ、登場人物が口にする言葉をどこまで信じて良いものやらわからなくて、物語の結末もはたしてどっちなんだろうという感があるのですが、そういったことも含んだ味わいがボクを魅了して止みません。

 今日は会社に着くとまずネットに繋げないと告げられ、ボクが入社する前に構築された社内ネットワークについて知るよしもなく、当時担当で一番把握しているだろう(していなければならない)人が午後出社だったので午前中は別回線で IM とブラウザーくらいはなんとか使えるという状態。ポートがことごとく閉じられてるのか ssh が出来ないから何も出来ない。別回線のルーターにログインして設定を変えようとしてもログイン情報を誰も知らないという有様。
 何かあったときには状態を復元しないといけないわけだから、最低限何をしたかのメモは残しておかないといけないです。というか、そもそもそんなことは当然だと思っていた。そんなことが当然じゃない世界があるとは思わなかった。それが組織として行われなかったのであれば担当していた人間が個人で残しておくべき、というか組織であろうが個人であろうが担当者なら担当者らしい仕事しろよというただそれだけ。リテラシー以前の、たんに担当者の常識の問題に過ぎなくて、まったくもって無責任でいい加減で話にならなかったので家に帰って仕事することにしました(帰りに百貨店でチョコを買って帰った)。
 家に着いたら5時半だったけど日中ほとんど仕事できなかったので仕事をする。夜の何時かに彼女から電話があって今から帰るので夜ごはんのおかずは作るからごはんだけ炊いておいて欲しいと頼まれる。わかったと電話を切り、しばらく仕事をしていたら彼女が帰ってきて、ボクは彼女の顔を見るまですっかりごはんを炊くことを忘れていたのでした。orz

 仕事を終えてお風呂に入ってわが悲しき娼婦たちの思い出のあとがきとロング・グッドバイの最初の2章分くらいを読みました。このふたつでは文章の味わいはまったく異なるのだけど、どちらも文章を読んでいるだけで幸福な気分になれることにはかわりはない。

わが悲しき娼婦たちの思い出
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