チューリップと世界遺産、一晩でこの4年の人生を振り返ってみる(連休2日目:5月4日)

 なんかもう一週間以上経っていていささか賞味期限切れの感も拭いきれないところではありますが、ここはひとつおつきあい下さい。ゴールデンウィーク後半2日目です。

 朝9時過ぎに起きたのはその日に過密なスケジュールが予定されていたからでした。立派すぎる朝ごはんをいただき、他の人が外出する準備をしている間、家の周りをぶらぶらしたりしてました。ちょうど彼女も家の裏手に回って写真を撮ったりしていたので何枚か撮ってもらったりした。納屋の前に立って、カメラに向かって正面を向いたり横を向いたり。はたまた家の前になぜか置いてあったスカイウォーカー(運動不足解消マシン)に子供と初チャレンジしてみたり。
 彼女のお母さんとおばあちゃん、韓国人の友人家族と彼女とボクとでとなみチューリップフェアに出かけました。去年はボクと彼女と彼女のお母さんの3人で来た記憶があります。今年は一緒に行こうと言っていた彼女の妹は二日酔いでダウンしてました。とても良い陽気で普通に歩いていると会場内は日影が少ないので入ってすぐしばらくは木陰で子供と遊んでました。木陰なので小枝が落ちていたのですがそれをつかんでは土に形にならない線を引いたり、はたまた石をつかんでは落として喜んだりと子供はいつ何時でもどんなものでも遊べるのだと感心しました。ボクはといえばそんな子供に少しでも驚きを与えようと片方の手の全ての指の間に小枝を挟んでみたりしていたのですが、いつまでも木陰で休んでるわけにもいかないので再び会場内をまわることにしました。

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 チューリップはとてもきれいでした。去年はデジカメでいろいろ撮ったのだけど今年はあまり撮りませんでした。彼女がデジタル一眼レフでパシャパシャ撮っていたのでその横でコンパクトデジカメやはたまた携帯電話を構える気にあまりなれなかったのです。それでも彼女にカメラを借りて花の写真を撮ったりしました(主には彼女自身の写真を撮ったのですが)。途中、水車が4つ5つ並んで回転していたりして川を流れる水が見ていて心地よかったです。涼しい空気が流れてくるのが感じられました。
 チューリップフェアの会場内では子供歌舞伎の他に昔の藁葺きの家を見物したり砺波郷土資料館を見物したりしました。

 お昼ごはんに回転寿司屋に移動したら行列が出来ていて1時間待ちだったので隣にあった店でパスタを食べました。味もパッとしなかったし店員の態度もパッとしなかった。さっさと食べて出てきました。
IMGP0959.JPG それから高速道路に乗って白川郷へ向かいました。なんたって世界遺産です。何年か前に富山県側の五箇山には行ったことがあるのですが、岐阜県側の白川郷へ行くのはボクもはじめてでした(彼女のおばあちゃんが来たことがあると言ってた)。高速道路の終点で降りればすぐだということだったのだけど、終点まではわりとスムーズに進めたのがあと少しで降り口だという段になって渋滞。それから1時間以上ほとんど動くことが出来ず、白川郷に着いても駐車場を見つけるのに苦労していたら、ようやくさて見物しようという頃にはあたりは徐々に暗くなっていくような時刻でした。それでも川の方を見れば視界を遮るものがなくこんなに遠くのものを見るのは久しぶりのような気がした。
 辺りは静かでみんなでぶらぶら歩いているだけでとてもゆっくりとした時間の流れに身を置いているような気がしました。実際そうだったのでしょう。時間も遅かったので見学できるような施設は軒並み閉まっていたのですが、ただ村の中を歩いているだけでもボクは満足でした。当たり前だけどそこで生活している人もいて、子供なんかは家の前の駐車場みたいなところで縄跳びなんかをしていました。たぶん歩いた範囲は全体からしたら狭かったかもしれませんが、自分へのお土産に地ビールを買って帰りました。帰り道は渋滞もなくスムーズに40分そこらで家まで着きました。

 それから(まだあるのです)近くの温泉に出かけました。温泉といってもスーパー銭湯みたいな感じですが温泉は温泉です。それに近くといっても車で20分かそこらはかかるのですが、まず施設内のレストランで食事をしてからお湯に浸かりました。ボクはたっぷり浸かって疲れ(連休になって富山にやってきてあちこち出かけたのでたまった疲れではなく、ここ数ヶ月たまりにたまった方の疲れ)を落とそうと試みました。成功したかどうかはわかりません。そのときは成功したような気もしたけど。
 とりあえず当面の疲れは湯けむりの向こう側に置いてきて、家に帰ってからその日が富山での最後の夜ということで子供も先に寝ていたから韓国人の友人家族とボクと彼女とで晩酌を楽しみました。昨日今日と撮った写真を MacBook の iPhoto で見ていたらいつの間にか昔の写真も見始めていて、この4年くらいのボクと彼女(主にボク)の人生を振り返ったような。4年前にはじめて韓国に行ったときにその韓国人の友達夫婦に食事に連れて行ってもらった時の写真には旦那さんと奥さんの体の一部が映り混んでいたのでした(そのときはまだ子供は生まれていなかった)。
 ひとしきり楽しんで眠りにつきました。

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