墓参りと祖母の家

 音博の前日の土曜日に梅田でオイスターバーに行ったことを書くのを忘れてました。生まれて初めてのオイスターバーで食べた新鮮な生牡蠣は聞いていたとおりクリーミーでとてもおいしかったです。梅田といえば前職の職場があった場所なので久しぶりに入ったカンテみたいな店が新しい職場の近くにもあればなあと思ったのでした。ホントによく通っていたからね。連日行くこともざらにありましたから。

 音博の次の日は妻とふたりでボクの祖母を訪ねました。お盆に行くことが出来なかったので、お墓参りも兼ねて行くことにしたのです。
 家を出たのが遅かったのと、お墓参りの道具(ロウソクや線香や)や祖母への手みやげにドーナツなんかを買っていたら夕方くらいになってしまいました。雨がポツポツと降り出した中を妻とふたりでお墓の掃除をしてロウソクと線香に火を付けてとしているとなんだか不思議なもので自分が結婚したのだと再認識させられました。
 お墓を出て近くに住む祖母の家へ。妻を祖母の家に連れて行くのははじめてでした。ひとりで暮らしている祖母は膝が悪くて歩くのもおぼつかないのに、ボクたちふたりに冷蔵庫から缶コーヒーを出してきてくれました。ボクたちは仏壇に手を合わせて祖父に挨拶をし、手みやげに持ってきたドーナツを3人で食べながらなんともつかない世間話をぽつりぽつりとしていたのですが、どういう話の流れからかボクの昔の写真を見ることになってそれからは箪笥の中にしまってあった写真を片っ端から見ていきました。ボクの小さな頃の写真なんてそのうちの数枚しかなかったのですが、それらの写真を見ているうちに祖母は祖父とけっこういろんなところに旅行に行っていたのだということを知りました。いろんな風景を後ろにしていても常にふたりで並んでこちらを見ている祖父と祖母を写真の中に見ていたり、また祖母と妻が話しているのを聞いていると妻を祖父に一度も会わせなかったことを少し後悔しました。そのときも3人で話したのだけど特に祖父は孫の中でもボクをかわいがってくれたので、その祖父にボクは何も返すことが出来なかったんじゃないか。
 祖母の家をあとにするということは祖母をひとりで残していくことを意味していたのだけど、それでもずっといるわけにはいかないので正月には必ず来ると約束をして(それまでにも行けるなら行こうとは思うけど約束は出来なかったから言わなかった)あとにしました。ボクはその日の夜に東京に戻れれば戻ろうと思っていたのですが、思っていたより時間も遅くなってしまったし家に戻ってからもやらないといけないことがあったので(荷物の整理をしないといけなかった)東京へは次の日の朝に戻ることにして祖母の家からの帰り道の途中にあった焼き肉屋で夜ごはんを食べました。チェーン店のオーダーバイキングの店だったのですがなかなかおいしかったです。
 家に帰ってから妻の祖父の法事で必要なネクタイを探したのですが見つけることが出来ず、諦めてビールを飲んで寝ることにしました。ネクタイは結局それから数日後に妻があっさりと見つけてくれたのですが、そのときボクが何度も見た衣装ケースの中にあったそうです。おかしいなあ。何度も見たはずなのに。

 次の日の朝、妻と一緒に家を出て梅田に向かう電車の途中の駅で妻は乗り換えていきました。ボクは新大阪を出た瞬間に眠りに落ちたので一瞬にして大阪から東京に移動するという感覚を味わうことが出来たようなわけです。

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