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November 2007 Archive

自分の居場所を求めて 自分の居場所を求めて

 最近はようやく仕事も落ち着きました。今週は(そしてこれからも)毎日定時に帰ることにしてるのですが、それで思ったのは会社にいる時間が長くなると仕事に対する意欲が低下するということです。そして仕事に対する意欲が低下するともう1分でも早く会社を出てしまいたくなる。プログラムを書くという行為・追求するということへの興味は失っていないのだけど、そこにいたくないと思う場所で好奇心を維持するのはとても難しい。維持が難しいのだから到底貪欲になんてなれない。
 しかしまあ結局はどこへいっても同じことの繰り返しなのではないかと思う。働く環境を自分自身で構築できる環境を手に入れない限りはいつまで経っても解決されない問題なのだろう。今までも何度もそういうことは思ってきた(思わされてきた)はずなのにね。いつの間にか日常の中に溶け込んで薄まって見えなくなってしまっていたのだろうと思う。

 子供の頃のあるときからボクは居心地の悪い場所から去ることを得意としていた。たとえば親族で集まってどこか食事に出かけたりしたときでもひとりで先に帰ってしまうような子供だった。友達と遊んでいても途中から急速に興味を失っていくのをありありと感じることが出来た。それから長い月日を経てその場その場でどう振る舞うべきかということは見様見真似で身につけてはきたけど基本的な部分では子供の頃と何も変わっていないと思う。ただ大きく異なることは自分が取った行動がどのような結果をもたらすかということを少しは考えるようになったということだろう、と思う。
 仕事は好きではないし何のためにやっているかというと生活の糧を得るためにやっていると断言できる、というよりは生活の糧を得るためにやっていることをボクは仕事と呼びたい。そこに『仕方なく』という言葉をはさんでみた方がその文により親しみが持てそうなくらいだ。
 仕事に関してはより良い条件を求めてあちこち辿り歩いて今いる場所に今はいる。未来については正直いってわからない。自分がこのまま東京にいつまで居続けるつもりなのか、それさえもわからない。分かっていることはボクたち夫婦が満足して生きていける選択肢があればそれを得るための努力は惜しまないということだけです。なので取るに足りない現在にしがみついてる暇なんてないのです。

規則正しく生きる努力 規則正しく生きる努力

 11月しょっぱなのエントリーをなんとなく湿っぽい話ではじめてしまいましたが内容は今現在の自分のいる場所・状況というものを出来るだけ冷静に考えてみたものです。それをブログに書くことが冷静かどうかはわからないけど、まあ率直にいって自分が思ったことを書くことが出来ない場所になんて何の意味もないですからね。別に誰を攻撃しているわけではないし。
 ともかく、最近は規則正しい生活を送れるように少しは努力をしています。完全に運動不足なので通勤途中に出来るだけ歩くように心がけたり(最寄り駅ではない駅を利用できるときは利用している)、夜遅くに食べ過ぎないようにしたり、アルコールの摂取量も減らしてみたり、早寝早起きにもチャレンジしています。
 まだはじめたばかりなのでボク自身がまだ成果を求められる立場にありません。そんなことよりもこれを継続することに注力すべきだと怒られますからね。朝、出勤前に時間に余裕があるのは素晴らしいことだと思いました。そんなことはよく分かっているのだけどなかなかそうもいかないものだ、なんて言ってたらまた怒られそうですが。それが良いことだと分かっているなら、あとはただそれを実行すれば良いだけなのだ。

 村上春樹走ることについて語るときに僕の語ることを読み終えたので今は Coyote No.21 に載ってるポール・オースターシティ・オヴ・グラス柴田元幸訳を読んでいます。毎日お風呂で一章だけ読むなんていう贅沢をしてみたりして。
 そんなわけで1ヶ月前と比べると針が振り切れるくらいにまともな生活を送っております。

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
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Coyote No.21 特集 柴田元幸が歩く、オースターの街[二〇〇七年、再び摩天楼へ]
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嘔吐 2007 嘔吐 2007

 月曜日の夕方、今日も定時で帰ろうと思いながらいつものように会社で仕事をしていたら急に気分が悪くなってきた。その気分の悪さが何に起因するものなのかを突き止める間もなく、ボクはトイレに駆け込んで嘔吐した。吐瀉物が真っ赤だったことに驚いたものの、すぐにそれは直前に飲んだ野菜ジュースの色だということに思い至った。しばらくの間、自分の体に何が起きているのかを知ろうと注意してみたのだけど、見つけたのは吐き気の他には全身に広がる倦怠感と少しの寒気だった。それにしてもあまりに突然の吐き気と嘔吐に驚きうろたえてしまったボクは会社を早退することにして、帰りに風邪薬とポカリスエットと食料を買い込んだ。
 東京でひとりで暮らしていると孤独に対する耐性が自分のまわりにいつの間にか出来上がっている。普段から孤独感を感じているわけにはいかないし(そんなことでは日常生活を営めない)、程度の差こそあれ意識的に様々な方法でそれを誤魔化そうとしてきたと思うし今のところは機能している。それでも体を壊したり、精神的に落ち込んだり、ろくでもない現実を目の当たりにしたりしたときなんかには、いったい自分がここで何を成し遂げようとしているのだろうと思ってしまう。とくに週末を妻と過ごした次の日に風邪をひいて仕事中に嘔吐して早退したときなんかにはそのようなことを考えないわけにはいかない。

 こうしてパソコンに向かっていてもまだ少し目の前がまわっているような感覚がある。熱はないと思うのだけど風邪薬は飲んでいるので感覚を司るどこかの箇所が麻痺しているんだろうか。

週末前夜(中華料理屋の長期休暇、近くにあった美味しいお店) 週末前夜(中華料理屋の長期休暇、近くにあった美味しいお店)

 隔週で大阪と東京を行き来しているボクたち夫婦ですが、先週末は妻が東京に来る番でした。偶然にも金曜日に東京への出張が入ったとのことで幸運にも今回は交通費会社持ちだったのです。
 会社を7時に出て最寄り駅で合流しそのままどこかへ食事に行こうかとも思ったのだけど、妻は出張で疲れていたし次の日もいろいろ行くところがあったのでひとまず家に戻って近所の中華料理屋にでも行こうということになりました。というのも妻はその店に前から行ってみたいと言っていたのです。その店は駅からの帰り道沿いにあるのですが、その中華料理屋のシャッターが降りていることにまず妻が気付きました。シャッターに張り紙がしてあるようなので近づいていって見てみると、11月1日から15日まで休むと書いてある。事情はわからないけど何というタイミングの悪さ。それで仕方なく(というわけでもないのですが)その隣の焼き肉屋に行くことにしました。何度もその店の前を通ってきましたがあまり繁盛しているという印象はありません。あまり客の入っていない店に入るのはいつだって躊躇するものですが、そのときも少し躊躇しながらも入らないことにははじまらないと思い切って飛び込みました。
 店内には人がひとりもいなくて奥から女の人の声が『今すぐ行きます』と言うのが聞こえてきました。店の中は昔トロントに留学中の妻を訪ねていったときに入ったコリアンタウンの韓国料理屋をどことなく彷彿とさせるものでした。店はおばさんひとりでやりくりしているようでした。ボクたちが料理を注文したあとでもう一組客が入ってきたのでとても忙しそうだった。よくわからないけど知り合いらしき女性が子供を抱いて訪ねてきて、ボクが追加の注文を頼もうとおばさんを呼ぼうとしたらかわりにその女性が子供を抱いたまま注文を聞いていました。ボクたちは焼き肉のセット(肉、サラダ、キムチ、ナムルのセット)と豚キムチとチヂミを頼みました。どれもとてもおいしくて、ボクは家の近所にこんなにおいしい店があったのかとこれまで一度も足を運ばなかったことを後悔するのでした。

有楽町でランチ、渋谷で眼鏡を作り、六本木で軽くディナー。 有楽町でランチ、渋谷で眼鏡を作り、六本木で軽くディナー。

 先週の土曜日は有楽町イトシアで昼ごはんにベトナム料理を食べました。たいしておいしいとも思えないドーナツ屋には相変わらず行列が出来ているし、どの店も軒並み行列が出来ていたけど人が多いだけでたいしたことないんじゃないか、と疑ってかかっていたけどフォーがとてもおいしかった。今まで食べたフォーの中で一番美味しかったと言えるでしょう。ボクはフォーと生春巻きのセット、妻はハーフサイズのフォーとカレーのセットを頼みましたがココナッツミルクの入ったカレーはインド風でもタイ風でもなくこれがベトナム風なのかと思わせるくらいに味に説得力がありました。それに比べると、昨日の昼に会社の近くの中華料理屋で食べた鮭チャーハンのクオリティーの低さといったら目に余るものがありました。ボクはけしてあれをチャーハンとは呼ばないです。
 ともかく、先週土曜日の昼ごはんにはふたりとも満足してマルイの中をぶらぶらと。ボクは靴屋で何足か試しに履いてみたのですが最終的にはこれという決め手がなくて買いませんでした。妻は雑貨屋で妹へのお土産にチャーリーとチョコレート工場の WONKA チョコレートを買っていました。
 東急ハンズを軽く見てから無印で休憩をして渋谷に移動しました。最近、眼鏡のレンズに傷が付いたので新調したいなと思っていたのですが、ここ数年で何度か買っているアルクという店が渋谷にあったので見に行きました。なぜかペ・ヨンジュンが CM をしている眼鏡市場と店舗を共有していて変な感じでしたが、いろいろ見ていたらボクも妻もしっくりとくるものがあったので購入することにしました。ふたりともそのときに付けていた眼鏡も同じ店で購入したものだったし(もっとも、買ったのは大阪の店ですが)度数を変える必要はなかったので視力検査はパス。付けていた眼鏡を渡して同じ度数で作ってもらうことにしました。
 眼鏡が出来上がるまでに待ち時間が小一時間あったので東急百貨店の地下でハチミツを買いました。梅田の阪神百貨店にあるのと同じハチミツ屋さんです。眼鏡を受け取ってから六本木に移動しました。妻の発案で東京ミッドタウンに行ってみました。カフェで休憩してからデザイン系の展示物を見たり外に出て六本木ヒルズの方を見やってみたりしてからオシャレなパブでアルコールと軽い食事をして帰りました。
 1日で有楽町・渋谷・六本木とまわって人も多くて疲れましたが妻が行きたがっていたイトシアとミッドタウンに行くことが出来たし、ボクも眼鏡を作ることが出来たので充実した1日でした。

川崎でマッサージと映画、使用済回数券の行方 川崎でマッサージと映画、使用済回数券の行方

 先週の日曜日、昼から CINECITTA に映画を見に行ってきました。都心に出るよりも川崎の方が近いということには気がついていたのですが、このときにほとんどはじめて何があるか調べてみたらなんでもあるじゃないかということになったのです。何でもというのは言い過ぎかもしれないけど、少なくともボクが行くような安価な衣料品店や雑貨店、電気屋に書店は一式揃っています。
 川崎に行くのは妻もボクもはじめてでした。日曜日の昼下がり、映画の前にふたりでマッサージへ。ボクは全身45分と15分の顔マッサージを受けました。顔マッサージは目の疲れに効くということで選んだのですがあまりに気持ちが良すぎて寝てしまいそうになりました。妻は足つぼマッサージと足のマッサージを受けていましたが、足つぼマッサージの技術は最高だったそうです。これまで受けた足つぼマッサージの中で一番良かったと言っていました。駅前のショッピングビルにあるマッサージ屋なのになかなかのものでした。
 マッサージの後でモスで昼食。映画まであまり時間がなかったので慌てて食べていたのですが、妻が『イヤな予感がする』と言いながら財布の中やカバンの中を何か探しているのです。金曜日の朝に出張で大阪から東京に来たわけですが、会社から新幹線の回数券を2枚もらっていたはずなのに、1枚残っているはずの未使用の回数券がなくてどういうわけか金曜日の朝に新大阪の自動改札機を通し東京駅の自動改札機に回収されたはずの券が手元にあったのです。おそらく東京駅の自動改札機に未使用の回数券を入れてしまったのだろう(そうとしか考えられない)と想像したわけですが、それならどうしてそのときに自動改札機が何らかの警告を発しなかったのかが疑問なわけです。だってどの駅への入場の記録もない券で出ようとしたわけですから、自動改札機はきちんと音を鳴らしてその人を(うちの奥さんですが)駅から出さないようにしないといけないはずです。
 というようなことを話してたのですが、まあ話してどうにかなるものでもないのでとりあえず映画を見に行きました。妻のお薦めで once ダブリンの街角でという映画を見たのですがシンプルで気持ちの良い映画でした。とにかく音楽が良い。物語はシンプルすぎるくらいにシンプルですが、まあそれはそれで好感の持てるものでした。音楽がとても良かったので(あんなにクオリティの高い音楽を街角で演奏していたらそれだけで話題になると思うんだけど)サントラが欲しいです(しかし CD って高いですね)。
 映画の後でユニクロで少し買い物をして、スニーカー屋で靴を見ていたのですが店内も混んでいたので帰ることにしました。荷物を取りにマンションに戻ってから品川へ。窓口で回数券の件を説明したら使用済の件をもう一度使えるようにしてくれました。JR GJ! 新幹線の出発まで少し時間があったので近くのスーパーをぶらぶらと。妻は友達にリクエストされたというくるみゆべしを買っていましたが、これって東京名物なんですかね。よく分からないけど、東京に行くので何が欲しいかと聞いたらそれをリクエストされたそうです。ボクはお茶とココアを買いました。
 妻が改札を抜けて新幹線のホームへ降りていくとボクはひとりで家に戻りました。ひとりでやけ酒でも飲もうと思ってスモークサーモンとケーパーと生ハムを買って帰ったのですが、生ハムがぜんぜんおいしくなかった。おいしくない生ハムを食べたのははじめてのことでした。

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頭痛に冷えピタ、腹痛にホカロン 頭痛に冷えピタ、腹痛にホカロン

 先週月曜日に仕事中に突然の吐き気に襲われてから2日間風邪で寝込んだのですが、この週末もずっと調子が悪くて今日になってもまだ快復していません。1日の中でも体の調子に波があって、だいたい朝と夜はしんどいです。頭が痛くてお腹も痛いものだから、おでこには冷えピタ、お腹と腰にはホカロンというような出で立ちでここ最近は仕事をしています。家にいてもだいたい同じようなものですが。
 風邪をひいているのでとにかく体を温めようとしているわけですが、先週は夜ごはんに豆乳鍋を作ってみました。昔はよく妻とふたりで食べたものでしたが、とにかく作るのが簡単なわりには味わい深いのでボクは大好きです。出汁は無調整豆乳と料理酒とみりんに出汁の素(顆粒)だけで、あとは野菜と豆腐と豚肉なんかを入れて煮込むだけです。先週はそこに秋鮭も入れてみました。ひとりで鍋を囲むのは(ひとりだと囲めないか。ひとりで鍋に向かうのは)なかなか厳しいものがありますが、まあおいしくて体も温まるのでよしとしましょう。ボクはだいたいが汗っかきなのでひとりで鍋を食べた後なんかはもうひとりで汗だくです。
 それでも風邪は治ることはありませんでした。頭が痛いのは辛いですが、しんどいので余計なことをする余裕もなく、今日なんかは自分の仕事だけを黙々とこなしてました。おかしなものでこれくらいのときの方が普段よりも(局所的には)捗っていたりします。普段どれだけ余計なことに目を向け耳を傾けしているかということの証左でしょうかね。

 ところで(今すぐというわけではないですが)再び大阪で働くという可能性について考えはじめました。このままいつまでも単身赴任を続けるわけにもいかないですしね。
 表画面のコーディング(XHTML+CSS)が出来て、(昔だけど)Movable Typeプラグインも書いていて、PHP は(それなりに)一通り書くことが出来て、たこ焼きを焼くのがうまくて、最近は jQuery で ajax 実装している(これが一番楽しい)ような32歳の既婚男性ってどうなんでしょう。

地震について 地震について

 ボクは生まれたときから32年と1週間を大阪という土地で過ごしたのですが(まあたまには旅行くらいはしたけど)、阪神・淡路大震災が起こったときも大阪にいました。ボクがそのとき住んでいたところは大阪でも東部だったので神戸からは隔たっていたわけですが、それでもこれまでの人生で体験した一番大きな揺れだったことには違いないでしょう。明け方だったけどちょうど眠りにつこうとして布団に入ろうとしたところで揺れたものだから『やけにリアルな夢だな』と思ったことを強く覚えている。あっという間に自分の思い違いに気がつき、タンスの上に乗せていたものがすべてタンスの下に落ちてきた。それでも台所ではコップひとつ割れることもなかったし、そのまま眠るのをやめて NHK で地震のニュースを見ながらテレビ画面の中のテレビスタジオが揺れるのに合わせて自分が居る場所も揺れるのを家の中で体験し、テレビ画面の中に現実とは思えない光景を見た。
 なぜ阪神・淡路大震災のことを思い出したかというと、たしか先週金曜日あたりとたしか昨日あたりに地震があって、ボクは今東京にいるんだけど少し揺れた。阪神・淡路大震災以降も大きな地震は日本列島の各地で起こっている。東京についてはほとんど何も知らないけどもうずっと昔から大きな地震が来る来ると言われ続けているそうな。そんな噂話がまことしやかに語り継がれているものだから、そりゃあボクだっていくらかは警戒する。この土地でまだ来ぬ大きな地震に日々脅かされながら暮らしているのです、と大げさに言えばそうなります。
 大阪にいる妻にちょうどメールを書いているときに揺れたのでメール本文の最後に『地震や』と付け足して送ったら『気をつけて』と返ってきたんだけど、そのときはどうやったら地震に対して気をつけることが出来るんだろうと漠然と思っただけだった。たまたま今日の仕事帰りに薬局によって買い物をしていたら絆創膏が売られているのを見て、うちには絆創膏すらないじゃないかと思い至ったのです。もちろん大きな地震が来て建物が倒壊してしまうことに対しては無力だけど、たとえば家具が倒れないようにしておくとか、非常食や飲料水を常備しておくとか、救急箱に医療道具や薬を一式常備しておくとかいうようなことはやる気さえあれば簡単にできますからね。
 それにしても、少しの揺れでもドキッとしてしまうのは避けられない。

ポール・オースターのガラスの街を読みました。 ポール・オースターのガラスの街を読みました。

 少し前にも書いたけど最近は風邪をひいてすっかりまいっているので仕事が終わったらさっさと家に帰ってきておとなしくしています。おとなしくして何をしているかというと、まあ音楽を聴いたり本を読んだりしているのですが、ふと思い立って昔書いた大学の卒業論文なんぞを読み返したりしています。
 大学ではアメリカ文学を専攻していましたが英語が苦手だったのでたいへん苦労しました。外国語大学で英語を専攻しているわけだから、もちろん卒論も英語で書かないといけなかったのです。当時のことを思い出すと、まず日本語で一通り書いてからそれをひたすら訳していたような。
 大学に入って良かったことは(アメリカ文学を専攻して良かったことは)それまで翻訳で読んでいて好きだった作家の小説が教材で、読むなら好きな作家の方が良いんじゃないかなとそのころは思っていたのでした(今ならそうは思わないかも)。大学を卒業して良かったことはもう大学の授業とか“いつまでに”という期限なんかに関係なく好きな小説を好きなときに好きなだけ読むことが出来ると思ったのでした。まあ半分くらいは実現しているかもしれません。それとは別にいつかあの卒業論文を書き直したいとどういうわけかいつかの時点から思い始めていたのです。

 高校のときの友人が、彼女は大学には進学せず高校を出てすぐに職業に就いたと記憶していますが、最近になって大学に入るために勉強しているという話を聞きました。詳しくは聞いていないけど社会人枠とかそういうのでしょうか。時期を同じくしてとあるブログでも同じようなチャレンジを考えている文章に出くわしたりして、今はまだ具体的には考えていないけど場所と時間を限定して何かを勉強することへの興味が少し頭を擡げてきたような気がしなくもない。
 ともかく、ネットで何となく大学のときのゼミの先生の名前でググってみたりした。そういえば我が母校である某外国語大学は近くにある某国立大学に吸収合併されたのだった。大学ではほとんどの授業は楽しくなかったけどゼミは楽しかった記憶があります。たぶんボクは生意気なことばかり言ってたような気がする。でもある小説についてそれぞれの読み方を披露し合うのは楽しかった(中には退屈なことを言う人もいて、そういう人には生意気なことを言ってたような気がする)。

 原則、浴槽に浸かったときにしか読まないといつの間にか決まっていたこの雑誌に載っていたポール・オースターの『ガラスの街』(既訳は『シティ・オヴ・グラス』)ですが、今日になってようやく読み終えました。ところどころ駆け足だったり、物語の枠組みに関する仕掛けに貪欲だったりしてなかなか楽しい小説です。そして何よりもこの小説の良いところは、物語を読み込めば読み込むほどそれとは別のことがどんどん気になりだして興味はほとんどそっちにいってしまっているというようなところでしょうか。
 オースターの小説はこのような初期の物語の枠組みに対してわりと直接的に言及するような作風から、物語そのものが物語の枠組みへの言及についての比喩であるかのような作風に向かっていきます。物語はより複雑さを増し洗練されていくわけですが、ボクはそのどちらも好きですね。

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バタフライ・エフェクトを見ました バタフライ・エフェクトを見ました

 今日は荷物を受け取るために8時過ぎには家に帰っていたのですが、荷物を受け取ってごはんを食べ終えてもまだ9時前という素敵な時間帯だったので DISCAS から届いたばかりのバタフライ・エフェクトを見ました。どれだけ運命を変えても身近にいる人間が同じだったりするのはなんでだろうとか、また運命を変えた結果(の細部)が極めて恣意的だったりするのは別にいいんだけど、まるでゲームをやり直すみたいに何度も何度も過去に戻るのはいかがなものでしょうか。運命を変えたら新しい記憶は一気に押し寄せてくるわけだけど、それまでの記憶がなくなるというわけではないのですね。それから一度刑務所に入ったときに出会った腕に入れ墨をした筋肉質の寡黙な男(敬虔なキリスト教信者?)が地味に良い雰囲気を醸し出していて良かったです。
 それはそうと、生まれて初めて湯たんぽを購入しました。先日無印良品に行ったときに店頭に置いてあったのを覚えていてネットで注文したのが今日の夜に届きました。それで添付の説明書を読んでいたら『約80℃以下のお湯をご使用ください』と書いてある。どうやって80℃のお湯を作り出せばいいのか少し悩んだ後、湯たんぽには先にある程度水を入れておいてそこに電気ポットで沸かした熱湯を注ぎました。何度のお湯が出来たのかわからないけどまあだいたい約80℃以下くらいじゃないですかね。湯たんぽって寝てる間ずっと体に付けていたらダメなんですね。湯たんぽカバーも一緒に買ってかぶせてありますけど、『直接触れると低温やけどの原因となります』とか『就寝時は布団の外に出すか、身体から離して置いてください』と仰々しく書いてあるので。
 ところで、今朝からスローターハウス5を読み始めました。ボクはこの小説で卒業論文を書き大学を無事卒業したのですが、読むのはそのとき以来です。来週は丸々仕事を休んで今週末から大阪に帰るのですが、本を読む時間はたっぷりありそうです。読みかけの小説もいくつか持って行かないとな。

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション
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スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)
カート・ヴォネガット・ジュニア 伊藤 典夫
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大阪で良い歯科を探しております(親知らず) 大阪で良い歯科を探しております(親知らず)

 今週末から丸々1週間大阪に帰るのですが、やらないといけないことはたくさんあります。とりあえずは5ヶ月ぶりくらいに髪の毛を切るのと、こちらはこのまま放っておいても仕方がないので歯科に行って親知らずの状態を見てもらわなくてはなりません。
 親知らずを抜くのはとても恐いのですが(この話をするとほとんどの人がボクを脅してかかります)、左下奥の親知らずが斜めというかほぼ横向きに生えていて定期的に痛むのです。また、以前一度行った歯科では、斜めに生えているので横の歯が押されてそのせいで歯並びも崩れてきていると言われました。初回はレントゲンを撮って左下奥の歯が斜めに生えていることを見せてもらったのですが、次に行ったときに親知らずは4本とも抜きましょう、斜めに生えているのは抜きにくいので抜きやすいのから抜いていきましょうと言われたので、それ以来足を運んでいません。問題のある歯が抜きにくいからといって、どうして問題のない歯から抜いていくのかまったく意図が分からなかったからです。
 そのようにボクはその歯科をうさんくさく思っているわけですが、それにはもう一つ理由があります。最初に行ったときは若い歯科医に診てもらっていて2回目に行ったときも初めのうちは同じ歯科医に診てもらっていたのですが、途中で院長か何か知らないけど偉そうなおっさんが診察室に入ってきてボクの口の中を見始めるとその若い歯科医はほとんど棒立ちなのです。診察中のところにどっかからやってきたおっさんがちょちょっと口の中を見て、すぐにふいっとまたどっかに行ってしまうようなそんな対応も患者の不信感を煽る以外の効果はありませんでした。待合室にはなんかの賞状とかが額に入って飾ってあったし、今思えば一番はじめに電話で予約をしたときにもわざわざ院長は学会か何かでいないが良いかとか言ってたなあ。一度不信に思ってしまうとあらゆる細部がそれをより強固なものにしようとしてくるものなんでしょうか。

 知り合いからいろいろ聞いて大阪で良さそうな歯医者を捜しているのですが、特に親知らずの治療をするのに良い歯医者を知っているという方がいらっしゃれば是非とも教えてください。よろしくお願いします。

職を捨て平日の昼間に町へ出よう。 職を捨て平日の昼間に町へ出よう。

 おかげさまで風邪もずいぶんましになりました。今日なんかはもうほぼ完治したという感じです。だけどここで油断してまたぶり返すのはイヤなので体を温かくすることを心がけています。最近はずっと日中も寝るときも腰とお腹に使い捨てカイロを貼っていました。そして昨日からは湯たんぽを導入しております。ローテク万歳。
 明日の夜に大阪に帰るので荷造りをしていました。丸々一週間帰るので着替えだけでも荷物はいっぱいで Wii を入れるスペースを確保するのに苦労しました。寒くなってくると夏とは違って衣類だけで荷物が嵩みますね。。。しかしまあ明日1日ガマンして働けば(荷物は重いけど)さっさと大阪に帰って、しょうもないことから遠く離れることが出来ます。
 ボクは思うのですが、何かをやるたびにどっかから誰かが出てきてしょうもないことを言われるとしたら、元々やっていたことがそれほどキライじゃなくてむしろ少しは好きなくらいだったとしても、そのことをやるのがイヤになるものなんでしょうか。それらが不可分だという前提の話です。きっと初めのうちはしょうもないことの方を気にしないようにしようとすると思うのですが、それが着実にボクの中にストレスを蓄積していき、やがてある一線をそれが越えたときに元々やっていたことを続けるのをやめてしまうのかもしれません。ボクがまだもっと若くて右も左もわからなかったころはその一線を自分で見極めることが出来なくて苦労しました。今ではむしろいつでも自らの自由意志でその線を引くくらいの覚悟でおります。もし毎日のようにストレスを与えられる環境があったとしたら、たぶんこの世の中の何処を探してもそこに留まるべき理由は見つからないと思うのです。
 さて、この一週間で何かが変わるのだろうか。未来への不安で胸はドキドキワクワクで一杯です。

Safari 3 とヒラギノフォント 1このエントリーを含むはてなブックマークSafari 3 とヒラギノフォント

 世の中は Mac OS X Leopard (10.5) の話題で持ちきりだと思うのですが、ボクはまだ Tiger (10.4) を使っています。いくつかのアプリケーションが Leopard では動かないという情報をネットで見たからなのですが、中でも致命的なケースは Leopard には最新のバージョンで対応するというものでした。高価なソフトなんかだとバージョンアップするのにも それなりに コストがかかるわけです。毎日使うアプリケーションではないけどないと困る(代替ソフトがない)なんて場合は特に悩みますね。
 先日、Mac OS X 10.4.11 のアップデータが出ました。いつもなら躊躇することなくアップデートするのですが、今回は Safari のバージョンが 3 になるというのをネットで見かけたので少し躊躇ってから、それでもやはりその日のうちにアップデートしました。Safari 3 は動作も速くてすばらしいと諸手を挙げて喜びたいところですが、日本語の表示まわりがすっかり改悪されています。まず日本語の禁則処理はいったいどうなったのでしょうか。『、』とか『。』とかその他括弧類が堂々と行頭に鎮座しているのを見るとほとんど吐き気を催すような次第です。あと、スタイルシートで font-family にヒラギノ角ゴ Pro W3 を指定して font-weight: bold; としている箇所の表示に違和感を感じると思ったら、ヒラギノに font-weight: bold; を指定したらなんとフォント自体が Osaka に置き換わってしまうみたいですね。これまでは(Safari 2.x では)ヒラギノ角ゴ Pro W6 で表示していたとのことなので css を書き換えることにしました。
 コリスさんの CSS Hack for Safari を参考に、Safari 3 にだけ適用。

h3.entry-header:first-of-type {
  font-family: 'Gill Sans', 'Lucida Grande', LucidaGrande, Lucida, Arial, Meiryo ,"ヒラギノ角ゴ Pro W6", HiraKakuPro-W6, Osaka, "MS P Gothic", sans-serif;
}

 Safariでbold表示させる方法 - psychoblog によると、ヒラギノの指定をそもそも ‘Hiragino Kaku Gothic Pro’ と書けば font-weight: bold; にも対応出来るそうな。ということでさっそくそのようにしてみました。

font-family: 'Gill Sans', 'Lucida Grande', LucidaGrande, Lucida, Arial, Meiryo, 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Osaka, "MS P Gothic", sans-serif;

QotD:携帯で変換 QotD:携帯で変換

あなたの携帯で、新規メールの作成画面で「あ」と入力して変換すると何が出てきますか?何か面白い変換結果はありますか?

 『歩いて』『暗証番号』『当たり前』という順番で出てきました。

 『歩いて』
 休みを取って大阪に帰ってきているこの月曜日、平日なので相手をしてくれる人がいない(妻は仕事)ので昼からひとりで出かけることにしました。私鉄と地下鉄を乗り継いで難波に出て食事と買い物を済まし喫茶店で一息ついてから、はじめは少しだけ歩くつもりで心斎橋方面へ足を向けたのですが歩いているうちに足が止まらなくなって結局は1時間半近く歩き続けたんじゃないかと思います。難波から野田まで歩きました(途中で一駅だけ地下鉄に乗りましたが)。

 難波から野田まで歩いたルート - Google マップ

 梅田から難波まで歩いたり、本町から天王寺まで歩いたこともあったなあと思い出しながら、この日のルートでは西長堀から先ははじめて歩く道でした。西長堀には大阪市立図書館があって大学の頃に何度か利用したことがありました。卒論のいくらかもここで書いたような気がする。その頃も西長堀から難波までよく歩いたような記憶がありますね。
 そのようにして長距離を歩くことがボクにもたらす良いことは、歩いている間に何か他のことを自由に考える時間が与えられることです。初めて見る景色だったり久しぶりに出会う光景であったりするものがどのようにしてかボクの意識を刺激することもあったかもしれないし、あるいはまったく関係ないことを思う場であったかもしれない。ともかくそのような時間を求めてボクは歩くのかも知れない。
 知らない道を歩くことに楽しみを感じたとしても、まったく知らない土地を歩きたいかというとあまりそうは思わない。ある程度土地勘があってでも自分の足で歩いたことはない、そのような土地にあってスタート地点とゴール地点を自分の足を使って繋げる作業に楽しみを感じているのだと思います。

 『暗証番号』
 平日、なかなか郵便局に行くことの出来ない妻と妻の妹に変わって家賃の振り込みをしようとしたのですが妻から聞いていた口座の暗証番号が違っていました。

 『当たり前』という言葉を最近使った心当たりはありませんね。

 QotD:携帯で変換 - Vox

大阪に帰っていた間にしたこと、思ったこと 大阪に帰っていた間にしたこと、思ったこと

 先週一週間を丸々休んで大阪に帰っていたのですが、休日は妻とか妻の妹と出かけたりしたとして、平日は基本的にひとりで過ごさねばなりません。それで何をしていたかというと外出半分、インドア半分という感じでした。
 大阪の街を思う存分(イコール、足が動くまで)歩きたおしたのはすでに書きましたが、その他の大きなイベントとしては約半年ぶりに髪を切りに行ったことでした。妻と同棲をはじめたマンションの近所にあった美容院に通っていたのですが、最後にそこで髪を切ってもらったのが東京に引っ越す直前で(ああ、それはボクの誕生日で市役所に婚姻届を提出した日だった)、それ以来、髪は日々伸びていきボクは東京で新しい美容院を見つけることが出来ずにいました。まあただの横着なわけですが。
 先月の帰阪の際に行こうと思っていたのですがちょうど美容院が改装工事に入っていたので行くことが出来ず、その後、今月に入って妻が友達と行った話を聞いて(『広くなっていた』)今度こそはと思いを募らせていたわけです。ボクが東京に出てきた1ヶ月後に大阪の家を引っ越してからは一度も足を運ばなかった土地に再び向かうと言うことでボクは少なからず興奮を覚えていました。ボクはそういう類のことに興奮を覚える質なのです。前にも書いたかもしれませんが、その土地ではボクたちはたくさんの苦労を経験しました。それらの苦労が着実に今の実りに結びつくようにボクたちは必死に生きてきたわけです。ボクと妻の働く時間が逆転していて一緒に住んでいながらほとんど会話を交わすことのない時期もありました。たくさんの喧嘩もしたし、世界の中心ではないけど大阪府の東端っこの方でいろんなことを叫んだこともありました。妻と暮らしはじめたところなので思い入れもあるし、5ヶ月ぶりに久しぶりに乗る大阪市営地下鉄に揺られながら、自分たちのことしか考えていないおばはん3人組みに座ることを散々妨害されながら、久しぶりに降り立ったかつては毎日利用していた駅、そしてかつては毎日そこで生活していた土地に降り立つと、何も変わっていなくて驚くようなことは何もなく、そしてボクはもうすでにそこの人間ではなくて余所者になったような気になりながらもそんなことはボク以外の誰も気にかけていなくてただの独りよがりなわけで、ただボクはそのような独りよがりを覚えてしまうのだった。ようするに、地下の駅から地上に出てもあたりは何も変わっていなくて、ただ駅前に立つかつての我が家(地上に出たところからマンションは見える)のベランダには見慣れぬ簾が立てかけられてあったというただそれだけのことなのでしょう。
 美容院は改装を終えすっかり広くなってました。広くなって間取りも変わって設備も変わって、変わってないのは人だけ。まるではじめて入る店みたいだったけど、知ってる顔をそこに見て向こうがボクのことを知っているという態度を見て安心しました。いつも髪を切ってもらっている同年代の男性美容師の一言目は『伸びましたね』、二言目は『太りました?』だったと記憶していますが実際には『いらっしゃいませ』とか『お電話ありがとうございました』とか『yosshi さん』とか(yosshi とは呼ばないけど)言ってたと思う。ずっと通っている美容院に足を運ぶことの利点はもちろん過度の説明を要求されないということでしょう。『いつも通りに』とか『いつもより少し長めに』とか『いつもほど短くなくて、でも軽めで』とかそんな曖昧なリクエストが通じる(通じざるを得ない)のですから。近未来的な洗髪台では洗髪員(と言うのか)の動作のぎこちなさを感じながらも半年間延び放題だったのをすっきりとしてもらって美容院を出て、さてどうしようか、久しぶりに少しあたりを散策してみようかと少し思ったけど実際に取った行動は本町にあるマッサージ屋さんに予約の電話を入れることでした。
 さっさと本町に移動して指圧マッサージを受けました。頻繁に訪れるわけではないですが数年来通っている店です。はじめて訪れたときから担当してくれていた方が出産のために退職すると知ったのが1年前くらいだった気がしますが、マッサージ後のお茶をいただきながらその日担当してくれた人から、そのかつてボクを担当してくれていた方が来週くらいに復帰するという話を聞きました。なんという奇遇とすれ違い! 偶然がもたらす驚きはいろんなところに潜んでいます。

 インドアだった日は久しぶりに大阪の昼のテレビ番組を見ながら PHP のフレームワーク symfony を触ってみたり、貿易関係の仕事をしている妻が会社で共同購入したボジョレを飲んだりと大変ゆっくり過ごしました。

 久しぶりに一週間以上大阪に帰って思ったのはやはりボクは大阪の人間だということです。大阪は居心地が良い。それはボクが大阪の土地や人間を知っているからかな。それなら知らない土地にはボクのまだ知らない新しいことがたくさんあるということになるしその通りだと思う。本当にそうなのかと詰問されると答えに窮するけど、それはボクがこの新しい土地でほとんど出歩いていないからかもしれない。家の中にいてネットに繋がっていれば世界の何処にいてもほとんど同じようなものでしょうから。
 しかしボクは大阪に詳しくて大阪が好きだなあと我ながら思った九日間でした。

QotD:うわっ冷たい… QotD:うわっ冷たい…

寒くなると布団に入った直後は冷たくて辛い。寒い時期に暖かく寝るために工夫していることはありますか?

 大阪の家には床暖房設備があってとても暖かい。単身赴任中の東京のマンションにはもちろんそんなものはなく、暖房器具といえばエアコンだけ。でも空気が乾燥するからエアコンは好きじゃないのです。
 そういうわけで最近は湯たんぽを使っています。寝る前にお湯を沸かして布団に忍ばせておく。歯磨きとかしている間に布団の中が暖まっているという寸法ですがそうはうまくいかなくて湯たんぽだけでも寒くて、寒くて眠れないのかとなかなか眠れない夜に気付く有様。そんなわけで今日は毛布を買ってきました。これで少しは暖かくなることでしょう。布団乾燥機なんかも欲しいところですが贅沢は言いません。

 QotD:うわっ冷たい… - Vox

楽しみを見出す 楽しみを見出す

 仕事の帰りに少し大きな薬局に寄ることに楽しみを見出しています。しかしそんなことを言ったら昨日の残りのワインを飲むことに楽しみを見出してもいるし、お風呂でお湯に浸かってヴォネガットやシェイクスピアを読むことに楽しみを見出してもいる。湯たんぽで温めた買いたての毛布にくるまって眠ることにも楽しみを見出しているし、かつて愛していたという事実を忘れていたのを思い出すことにも楽しみを見出している。もちろん生活のあらゆる側面に楽しみを見出すことは原理的には可能かもしれないけど現実的には不可能な日常をボク(たち)は送っている。やむを得ない取捨選択と自ら望む取捨選択とがある。とてもおいしいレストランとそこそこおいしいレストランがあってもいつもとてもおいしいレストランに行くとは限らない。2軒のレストランが隣り合っていたらその取捨選択も気楽なものになるけど、もし大阪と東京とに離れていたらその取捨選択はより慎重に行われるだろうと思う。と、このように思うがままにあれこれ書くことにも楽しみを見出してもいる。
 仕事の帰りに薬局に寄って買い物をしなければと思い出したときには歯磨き粉だけを買うはずだったのが、貼る使い捨てカイロ30個とサロンパスと足裏に貼って寝ると疲れが取れるというものも買った。使い捨てカイロのまとめ買いは妻がアマゾンで買ったという話をこの前聞いていたのだけど、重い荷物を持って帰ることを思えばアマゾンで使い捨てカイロをまとめ買いするというのも悪くないと言っていた(他の商品と一緒に買えば送料も無料になるし)。30個くらいならそんなに重くなかったので買って帰ったわけですが。

 少し前からスローターハウス5を読んでいるのですが少し休憩してヴォネガットの遺作だという国のない男を読みました。先月くらいに大阪に帰ったときに買ったと記憶してますがずっと読んでなかったのです。そしてこれはとてもおもしろい本でした。皮肉とユーモアと説得力と愛にあふれている本です。ヴォネガットという作家自身というよりは、スローターハウス5という作品に思い入れがあったのですが(この小説で大学の卒論を書いた)、他の小説をあまり読んだことがなかったのでこれを機会に読んでみようかしらと思っていたら、今日会社に行ったらこの間から貸していたボリス・ヴィアンのうたかたの日々が同僚から帰ってきました(貸していたのはボリス・ヴィアン全集3)。それでまた読みたくなってきたし(全集は入手出来るのかしら)、全集といえばガルシア・マルケス全小説シリーズにも惹かれています。

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