年末年始にかけてピギー・スニードを救う話を読みました。ずいぶん前に買って読み始めたまま他の本を読んだり本そのものをほとんど読まない日々を送ったりしていたのです。
アーヴィングは大好きな作家のうちのひとりなのですが、どの作品も上下巻が当たり前の長編作家の彼にしては珍しくそれほど分厚くもない一冊もののしかも短編&エッセイ集。『ペンション・グリルパルツァー』と『小説の王様』がお気に入り。特にディケンズ論である『小説の王様』はディケンズの小説を(これまた長い小説を)非常に読みたくさせるものでもありました。ずいぶん前に大いなる遺産を読んだきりだと思うのでデイヴィッド・コパフィールドなんかを読むのも良いかもしれない。
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それはそうと、昨夜は七草粥と鶏肉のつみれ汁を作りました。七草粥を作ったのは初めてかもしれません。近所のスーパーに行ったら七草のセットがあったのでそれを買ってきてお粥に入れただけですが。葉っぱたちはなんだか青臭そうだったので軽く湯通ししたのですが足りなかったようで、出来上がったお粥は葉っぱの味がして少しワイルドでした。鶏肉のつみれ汁の方は思っていたより良い出来映えで妻もおいしいおいしいと言って食べていました。鶏ミンチに卵と生姜と調味料に料理酒や砂糖や塩、それから玉葱をすり下ろして片栗粉でつないだものを、人参と舞茸を煮ただし汁の中にスプーンで落としていったのですが、そんなに手間でもなくて簡単に出来ました。お粥もつみれ汁も昆布できちんと出汁を取ったのが良かったのかもしれないですね。妻は仕事から帰ってくるときに2軒くらい前から良いにおいがしていたのでうちだったら良いなあと思ったそうです。もしかしてご近所さんを魅了しちゃってるんでしょうか。
どちらも基本的にはネットでレシピを検索して作ったのですが、そのレシピではつみれに生姜を入れてませんでした。生姜を入れたら絶対においしくなるという確信があったので入れたのです。これまでで作った料理の中では、大学生のときに一度だけ奇跡的においしいトマトソースを作ったことがありますが、それに匹敵するくらいのものになったと思います。自己ベスト更新かもしれない。
お粥もつみれ汁も残っていたので今日の昼ごはんに食べました。夜ごはんに一手間かけておいしいものを少し多めに作っておくと次の日の昼食を作らなくて済むのでとても楽です。出来上がりを写真に撮らなかったのは失敗でした。
七草粥
- 鍋に800ccの水を入れて昆布をつけておく。
- お米1合を研いで水切り。鍋に入れて30分水につけてから強火で沸かして沸騰したら塩を小さじ一杯入れ、弱火で20分くらい焦げ付かないように煮る(お米の柔らかさの好みで時間調節)。
- 洗ったり湯通ししておいた七草を適当に切り、鍋の火を止めてからお粥に混ぜ合わせる。
鶏肉のつみれ汁
- 鍋に水を入れて昆布をつけておく。
- 鶏ミンチ200gに全卵一個、生姜適量(好みの大きさにみじん切り)、料理酒大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1、出汁醤油大さじ2、玉葱二分の一個をすり下ろしたものを混ぜ合わせる。片栗粉を入れて固さを調整。-A
- 出汁は料理酒や醤油、出汁の素などで適当に味付け。人参を適当に切って柔らかくなるまで煮る。
- 人参が柔らかくなったら舞茸を入れて少し煮てから A をスプーンですくって落としていく。つみれが浮いてきたら出来上がり。