土曜日は昼から多摩川の河川敷を走ってきました。
これまで走ったことのある最長距離が12キロだったのでそれよりも長い距離を長い時間かけて走ろうという意気込みでいました。ひとつの目標としてハーフマラソンという言葉が頭の中にあったのですが、結局は1時間半かけて15キロを走ったところで足と腕の痛みに耐えられなくなりあえなく断念となりました。という話を妻に悔しがりながらしたところ、急にたくさん走ろうとするのは良くないと言われ、まあ確かにそうだなと認めざるを得ませんでした。
そもそも今年になって走り始めたばかりだし、やってることといえば基本的には走ることだけで筋トレといっても毎日朝晩に腹筋したり腕立て伏せをしたりするくらいのものです。マラソンを走ると腕が痛くなるということはどこかで読んで知識としては知っていましたが、実際に自分が15キロ走ったところでもうこれ以上腕を振ることが出来ないというくらいに痛くなるとは思っても見ませんでした。ペースを維持して走れば12キロだって15キロだって21キロだって走れるものだとばかり思っていたのは甘かったですね。
それでかどうかはわからないけど、日曜日になって近所のスーパーに買い物に行こうと髪を乾かしていたら背中に激しい痛みを感じました。いろんな角度に背中を曲げてみて痛みが和らぐ姿勢を探してみたもののどの角度にしても痛みは変わりません。なんだろうこれはと思いながら少し様子を見て、歩けるようになったので買い物に出かけたのですが帰りに重い荷物を持つとまた痛みが走りました。せっかく時間がたくさんあったのですが無理してはいけないということで日曜日は走りませんでした。目の前の皿に大好物が載っていて手を伸ばせば届くのにそれを我慢しなければならないというような気持ちでした。
月曜日から体調を崩して頭痛と吐き気に襲われ会社を早退したり、今日は大事を取って休んでいます。ほとんどの時間を寝て過ごしているのですがそんなにずっと寝てもいられないので起きているときは本を読んでいます。
まず土日でペット・サウンズを読了しました。お風呂で浴槽に浸かって読み、風呂上がりに Pet Sounds を聴きながら読み続けました。ビーチ・ボーイズの音楽は好きだったのですがとても思い入れがあるかというとそこまでではないというのが実際のところです。ただ Pet Sounds というアルバムが一部の人を魅了して止まないということはあちこちで見聞していました。ペット・サウンズを読みながら、そして読み終えてからアルバム Pet Sounds を聞き返してみると不思議と違った聞こえ方がするものだと思いました。
同時に購入したティファニーで朝食をも読んでいます。どちらも村上春樹訳ですが、どちらの翻訳もすばらしく読みやすい日本語に仕上がっています。たしか今年に入ってから大阪でポール・オースターのトゥルー・ストーリーズを柴田元幸訳で読んだときにも感じたことですが翻訳がすばらしいのでほとんどひっかかることなく日本語が頭の中に入ってくるのです。それはおそらく原文がもつリズムを損なうことなく日本語に移し替えられているからでしょう。特にティファニーで朝食をはほとんど一気に読みました。物語や登場人物もたしかに魅力的ではありますが、何よりも文章がボクにはこの上なく味わい深いものでした。一般的に『ティファニーで朝食を』というとオードリー・ヘプバーン主演の映画ティファニーで朝食をの方を想起される方が多いのでしょうか。幸いというか、ボクは一度も映画の方を見たことがなかったので小説を読んでいる間もヘプバーンの顔がちらつくことはありませんでした。近々映画の方も見てみようと思っていますが、文章がとても素晴らしかったので英語(Breakfast at Tiffany’s)でも読んでみようかなと思っています。
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