週末を大阪で妻と過ごす。

 この週末は大阪で妻と過ごしました。しばらくはまた隔週で週末を大阪で過ごす生活になると思います。
 いつものように金曜日の夜に大阪に帰ってその日はさっさと眠り、土曜日は朝から夕方まで予定されていたやるべきことをやりました。途中で昼ごはんにロッテリア絶品チーズバーガーを食べてみた。トマトとか野菜が入っていないので食べているときはボリューム感というかいろんな味が一体となって口の中に飛び込んでくるハンバーガー独特の感じがなくて不満に思ったのだけど、食べ終えて店を出てしばらくするとパンもチーズも肉もシンプルだけど美味しくてそれぞれが絶妙のバランスで全体の味を形成していたなあと思い直すのでした。次行ったら同じもの食べるかどうかはわからないけど。
 午後はとある勉強会のようなものに参加して、医師の貴重な話を聞くことが出来ました。実際の現場で働かれている医師の友達も知り合いもいないので、直接話を聞くことが出来る機会はそうそうありません。知らなかったこともたくさんあったし、知っていて当たり前だと思うようなことでも世の中には知らない人もたくさんいて不幸なことが起こっているということも知ることが出来ました。
 そのように夕方までみっちり詰まったスケジュールをこなし、いつも走っていたジョギングコース(遊歩道)まで妻とぶらぶら散歩しました。ボクにとっては今年の初めにしばらく大阪にいたときに毎日のように走っていた場所ですが、妻にとっては駅を越えたそっち方面はまったく知らない場所だったのです。駅からジョギングコースまでの歩いて10分くらいの距離の間にたこ焼き屋が3軒あったのにはさすが大阪だと思いました。
 ボクにとってはそのジョギングコースが『はじまりの地』なのです。そのコースがなければもしかしたらボクはジョギングを続けることが出来なかったかもしれません。1月や2月の朝に手袋をはめずに30分や1時間走ると手の感覚が失われていって思うように指が動かせなかったことを思い出しました。そして4月の夕方の暖かさには脆さも含まれていて、ボクたちは桜を見上げながらゆっくりと歩き、ベンチに腰を下ろしてさっきコンビニエンスストアで買ったそれぞれの飲み物を飲みました。1羽の白い鳩がこちらの様子をうかがうように一定の距離を置いてうろうろしているのを妻が見つけ、ボクたちは乾いてパサパサしたような切れ端は何も持っていなかったので鳩に気に入られることはありませんでした。白い鳩に続いてやがて普通の色をした鳩が来て、その後でのどにたっぷりとした脂肪を付けた態度のでかい鳩が来て2羽目の鳩を威嚇していました。ジョギングをしている人もちらほらといて、そのうちひとりの初老の男性が雲梯で懸垂をするのに触発されてボクもやってみたのですがうまく出来ませんでした。ボクたちがベンチを離れて雲梯の方へと移動した隙にベンチは数人の中年男女にすっかりと占領されてしまいました。ボクはそれを、電線にとまった鳩が餌を見つけるやいなや大群で1箇所に集まってくる様に例え、妻から期待したとおりの突っ込みを引き出すことに成功しました。

sakura

 帰り道にスーパーで買い物をし、家についてから3月25日の妻の誕生日に何も作ってあげられなかったのでレアチーズケーキを作ることにしました。ただどうしても本が見つからず、これまで何度かその本を見ながらレアチーズケーキを作ってきたのですが、仕方なくクリームチーズのパッケージに書いてある分量で作りました。結局、次の日にその本が見つかって、レアチーズケーキ自体はその日の朝に食べて物足りなさを感じていたのだけど、足りないのはヨーグルトでした。夜ごはんを軽く済ませ、久しぶりに夜遅くまで妻となんやかんやと話をすることが出来ました。
 日曜日は昼から妻と買い物に出かけました。車で数十分のところにあるショッピングモールに行って軽く食事をしてからいろいろ買い物。ちょうど食器用洗剤が切れていたのでそれを買ったり、無印でバッグや飲み物を買ったり、ユニクロで妻が春コートを買ったりしました。とても大きなショッピングモールでボクははじめて行ったのですが(妻は2回目)、少なくともボクが求めるようなものは何でも揃うでしょう。妻も気に入っている場所で、ボクも気に入りました。
 家に帰って夜ごはんにあじの開きを焼き、ぶりの照り焼き、小松菜とトマトのサラダを作り、豆腐にポン酢をかけただけの冷や奴とイカナゴの釘煮と雑穀入りのごはんを食べました。9時の新幹線で東京に戻ってきたのですが、道中はしっかりと大江健三郎の空の怪物アグイー所収の短編『不満足』を読みました。
 そういえば週末は花粉症の薬を飲まなかった。マスクはのどを乾燥させないために付けていたけど、花粉症の症状は出ませんでした。寝る前になると咳がひどくなるのは先週からずっと続いています。週末もかなり咳き込んだし、東京に戻ってきてもまだ続いてます。しかし全体的に見ればのどの痛みは徐々に下降線を辿っています。妻が薬局で薦めてくれたのど飴がなかなか良い感じ。南天のど飴はたぶん昔からあるのど飴でよく祖父母の家で見たことがあったけど自分で買ったのははじめてでした。

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