先週の水曜日の夜に大阪から上京してきた友人のFさんと新大久保で飲んできました。ボク自身、新大久保に行くのは去年の9月以来なので10ヶ月ぶりくらいでした。
Fさんとは他の友人と一緒に6月に大阪で飲んだばかりでした。一泊二日の東京旅行の宿を東新宿に取っていたので新大久保はまあ近いし、ボクは仕事を終えて山手線で向かったので新大久保駅で待ち合わせをしました。新大久保駅に予定より少しだけはやくついたので電話をしたら、新大久保駅じゃなくて大久保駅に行ってしまったと言います。ボクもけして東京の地理に詳しいわけでもないし、新大久保に来るのさえ2度目のこと、新大久保と大久保がどのような位置関係にあるのかわかりません。とりあえず電話の向こうのFさんは『駅員に聞いたので新大久保駅へは行ける』というので、ボクもその言葉を信じて待つことにしました。
それで新大久保の駅の改札を出たところで待っていたのですが、地図の看板があったので見てみたところ、新大久保駅と大久保駅はそれほど離れていないようでした。それと東新宿から新大久保駅を通り越して(に気づかず)大久保駅に行ってしまったということは、きっと大久保通りではなく職安通りを歩いたのだな、とかいろいろ推理しながらけっこうな時間が過ぎたものの彼女はまだやってきません。地図を見る限りではもう着いていてもよいだろうし、あるいはボクがあまりにせっかちなのだろうかと気持ちがぐらぐらと揺れながらもただ待つしかないことにはかわりがないのでただ待っていました。
ようやくやってきたFさんは、ボクに気づいて手を振りながら笑っていました。その笑いは、自分の行動が自分の思い通りに行かなくておかしいなあというような種類の笑いに思えました。経緯を聞いたところ、大久保駅に着いてしまったところまではボクの推測通りだったのだけど、大久保駅の改札で駅員に新大久保駅への道順を聞いた後でその通りに進んで駅に着いたと思ったら再び大久保駅だったというので驚きました。道順を聞いたのと反対側の改札に到着したようです。それで少し時間がかかったのでしょうか。とりあえず新大久保の韓国料理屋に向かうことにしました。
去年にはじめて新大久保にきたときに入った韓国料理屋でもらったチヂミの無料券がまだ手元にあったのでその店に行くことにしたのですが、無事無料券を使うことが出来ました。あとはサムギョプサルを頼んでひたすらビールを飲んでいました。Fさんはいつもひたすらビールを飲む人なのでボクも安心して好きなだけビールを飲むことが出来ます。こういう人ってなかなかいません。Fさんの今日一日の行動や明日の予定といった今回の上京の目的を聞いたり、ボクの子供の写真を見てもらったり、チョゴリを着たテディベアの人形をもらったり、あとは何を話したかあまり覚えてないけど昔話をしたのかなあ。Fさんと初めて会ったのはもうかれこれ10年以上前のことなのですが、あのとき箕面のダムに行ったっけ、とかそういう話をしていた記憶があります。途中で店を変えて、東新宿のバーでこれまたビールを好きなだけ飲んで、ちょうど持っていた MacBook で子供の写真を見てもらって帰ってきました。
やはり大阪の人間は話がおもしろいなと再確認しました。「たとえ」でどれだけ遠くへ行けるかという跳躍力がやはり他の人たちとは違いますね。