家から歩いて5分もかからないところに区立の図書館があってよく利用している。どちらかといえば長編小説を借りて読むことが多く読み終えるにはそれなりにまとまった時間がかかるから、頻繁に利用しているというような、毎日とは言わずとも週に2・3回は足繁く通っているようなことはなく、大抵は週末に借りに行くか返しに行くかするくらいで、それも毎週末というわけではありません。ただ、区の図書館のサイトで借りたい本を検索して予約することが出来るので、図書館に足を運んで本を探すというようなことはほとんどしていません。唯一、入り口近くにある新着コーナーに陣取っては何かピンと来るものがないか物色したりするくらいです。そしてこれが意外とあるものなのです。元々気になる作家の新刊本に出会ったり、サイトではけして検索しないような本が面白そうで借りてみたり
そういうわけですっかり本を買わなくなりました。去年一年間で買った本と言えば、たぶん1Q84くらいなんじゃないかと思います。これはさすがに図書館で借りるとなるといつになるやら分からなかったので買って読みました。人気作家の新刊は特に区の図書館が所蔵している冊数と予約している人の数とのバランスが取れていないのですが、それはまあ仕方ないと思います。もちろん区民それぞれが読みたいと思う本がいつでも読むことが出来るという状況が実現出来れば言うことはないのですが、それは図書館が電子書籍を取り扱うことが出来るようになるまで解消されない問題だと思うので、現状では仕方ないと思います。ボクにとっては自分が読みたいと思う作家の作品が意外と借りられていないことが多いという印象です。ポール・オースターの幻影の書もすんなり借りることが出来たし、ボクの守備範囲であるところのアメリカ文学の主たる所をざっと検索してみたところでも特に予約が殺到しているということはないようです。
この先、引っ越すことになったときには図書館が近くにあるということが大きな条件になりそうです。