200メートル泳いだだけで目がまわった話

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 椎間板ヘルニアの症状である下肢の痛みはおかげさまでずいぶんと落ち着きました。といってもまだ自分で思っているように左足が持ち上がっていないことがあって油断すると躓きそうになったりもするのですが、また階段の上り下りもまだ慎重にやってはいるのですが、それでもベッドの上で過ごした一月半から比べると、家の廊下でのたうち回っていた最初の数日に比べると、こうして社会復帰できていることがほとんど奇跡のように思えてなりません。
 今年に入ってからは毎日会社に行って仕事が出来ています。そして、昨日はリハビリということで歩いて行ける距離にある近所の区民プールに行ってきました。午後は予定があったので午前中に妻と子供と3人で行ったのですが外はめちゃくちゃ寒くてこんな寒い日にプールに行くヤツがはたしているのか、リハビリ初日としては最悪の出だしではないかと悪態をつきながらの往路でしたが、区民プールはそれなりの盛況ぶりでした(もっとも普段の様子を知らないわけですが)。妻子を見学スペースに残していざ温水プールへ入ったはいいものの、リハビリだからお年寄りに混じってウォーキングするしかないなあと思ってはいました。実際、最初のうちはその通りにしていたのですが、横でゆっくりと泳いでいる人を見ているとちょっと泳いでみようという気になったので、もちろんそれで痛みが出たりすればすぐにやめるつもりではいたのですが、ゆっくりとクロールで泳いでみたら特に腰に負担を感じるわけでもなかったので、そのまま泳ぎ続けてしまいました。ゆっくりとしたクロールで200メートル泳いだところで息が切れてきたので、まったくの運動不足やなあと思いながら泳ぐのをやめて再びウォーキングしていたのですが、なんだか気分が悪くて目の前がまわるような感じがします。何年も前に買った度入りのゴーグルのせいかなあとか思いながらしばらくウォーキングを続けて再び今度は100メートルほど泳いでみたのですが、それでも気分の悪さは消えなくてさらに少しだけウォーキングをしてから上がることにしました。
 プールから出て妻と話していると、しばらくウォーキングしたあとボクが突然泳ぎ始めたので驚いたと言われました。そう言われてよく考えてみるとボクは11月半ばから1ヶ月半の間、ほとんど寝たきりの状態だったわけです。それはただの運動不足とは違うだろうし、自力で外出できるようになってからもそもそも走れないから一度も走っていないし、それがたとえゆっくりとはいえいきなり200メートル泳いだらやっぱり気分が悪くなって目の前がまわってしまうのも無理ないことなのでしょう。次からは無理しないように、ゆっくり時間をかけてウォーキングすることにします。

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