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 夕方の飛行機で羽田から富山空港に飛び、妻の実家で夜ごはんを食べて子供が寝た後で、子供を妻の両親にまかせて夫婦でカラオケに出かけることにしました。朝の4時までカラオケボックスで歌って飲むなんてことは東京では今のところ絶対に不可能なことです。妻とカラオケに行くのは久しぶりでした。隣の市にあるそのカラオケボックスは飲み放題メニューが充実していて素晴らしかったです。ビールが数種類ありました。帰りは運転代行をはじめて頼みました。さすがに道に詳しいですね。
 その日は昼まで寝て、午後は隣町の公園にみんなで遊びに行きました。息子とおじいちゃん(妻の父)がとても楽しそうでした。ボクも息子と一緒に大きな滑り台を滑ったりして楽しかったです。
 その翌日は妻のおばあちゃんの喜寿を祝うサプライズパーティー。妻と妻のお母さんがおばあちゃんには秘密にしていろいろと準備を進めてきたようで、改築した蔵のお披露目もかねてのパーティーとなりました。花束をひいおばあちゃんに渡すという大役をこなした息子は立派でした。有名な書道家に書いてもらったという祝いの書の入った額もありました。食事の後では大きなケーキも出てきました。ボクほどのケーキ好きが、その場の人数に合わせて12等分したのを食べきれなかったほどです。
 隣のシアタールームでカールじいさんの空飛ぶ家をみんなで見ました。ぐずるかなと思っていた息子が思いの外おとなしく見ていたのが意外でしたが、深夜に見たアバターなんかよりはずっと面白かったのでボクもカールじいさんの方が良い映画だと思いました。
 翌日は息子より3ヶ月くらいお兄ちゃんの子がいる親戚の親子と一緒に動物園に行きました。前にも一度行ったことがあるのですが、そのときは全部見て回ることが出来なくて、今度も全部見て回ることは出来なかったのだけど、前回とは違うところを見ることが出来ました。それでもやはり見るべきところはいつも同じで、キリンとか虎なんかは毎回見ないと気が済まないようなものです。あるいはボクも息子もただキリンが好きだというだけかもしれないけれど。山羊を触ることが出来るところでは息子は山羊をなでて顔をのぞき込んでいました。
 その夜、動物園の帰りに焼き肉屋に行ったのですが1時間くらい駐車場の車のなかで待ちました。もっとも、動物園に行かなかった妻のお父さんと妹とが合流したちょうどそのときに順番が回ってきたのでよかったのですが。妻の妹はその夜、車でひとり大阪へと旅立っていきました。ボクたちは次の日の朝5時起きで朝一の飛行機で東京に帰ってきました。
 連休中、息子がいろんな人と会っていろんな表情をしたりいろんな言葉を発したりしているのを見聞きして、とても楽しかったです。東京ではなかなかいろんな人に会うことが出来ないので、こういうときにいろんな人に会うことが息子にとっても良いことだなあと改めて思った連休でした。

 あっという間にゴールデンウィークも終わりました。もちろん、その前に4月も終わっています。『あれも書きたい』『これも書きたい』と思いながらもほとんどブログを書くことなく4月が終わってしまったことを今でも悔やんでいます。たとえば妻の会社の花見に参加したときのことや、1Q84を最初っから読み返したことや、息子の蟯虫検査をしたことや(朝に肛門にシールをペッタンとした)、咳が止まらなくて耳鼻科に行ったことや、そのあとで処方箋を持って訪れた薬局の女性店員のことや、週末に昭和記念公園に遊びに行ったことや、仕事面では立場が変わってきていろいろと思うところがあることとか、とにかく4月はネタには事欠かなかったはずなのに、月の初めに数度書いただけで終わってしまいました。過ぎてしまったことは仕方がないので、記録しておきたくて思い出せそうなことは後日書くかもしれません。

 ゴールデンウィークは4月30日に代休を取ったので1週間の休みとなりました。29日は妻が出勤だったので保育園がお休みの息子と2人で過ごしました。家で遊んで一緒にごはんを食べてお昼寝をして、午後に散歩に出て仕事終わりの妻を迎えに行きました。30日は妻は出勤で息子も保育園だったので朝から送っていきました。夕方に妻が息子を迎えに行って帰ってくるまでの自由時間をどうしてやろうかしらと思って、とりあえずビールを飲みながら家で使っている MacBookSnow Leopard にバージョンアップすることにしました。というのも、これまでは Snow Leopard にバージョンアップする必要性がなかったのですが、最近会社で使う MacBook Pro が Snow Leopard になったからです。ただ新しい物を使いたいという理由だけでバージョンアップするようなことはしません。日常的に異なるバージョンの OS を使い続けたことは過去にもあったのですが、一緒の方が何かと便利なことは言うまでもないでしょう。
 4月に出かけた水族館や昭和記念公園での写真を祖父母にも見せてあげたいということで、バージョンアップほやほやの MacBook を持って、5月1日の夕方に羽田から富山に飛行機で向かいました。飛行機に乗ることがすっかり年中行事になってしまい、徐々に飛行機に対する恐怖心が消えていっています。もちろん、ボクが恐怖心を感じれば感じるほど飛行機は安定して飛行するというわけではないのですが、何か危険をはらんでいる可能性のあるものに対して緊張しないということは良くないんじゃないかと思ってしまいます。まあ必要以上に緊張する必要はないということでしょうけど。羽田から富山に飛んだ飛行機は真ん中の通路の両側に3席ずつあるだけの小型のものでした。上空でのドリンクサービスも縮小されていましたが、期間限定でジュースとスターバックスのコーヒーが無料だったのできっちりいただきました。
 空港には妻のお母さんとおばあちゃんが迎えに来てくれていて、1時間くらいかけて実家に帰ると妻のお父さんが出迎えてくれました。息子はおじいちゃんが大好きで、実家にいる間ずっと『じいちゃん、じいちゃん』と言っておんぶしてもらっていました。実家で飼っている猫を見るのが好きみたいでじいちゃんに連れて行ってもらうのですが、家の中に戻ってきて下に降ろすなり再び『にゃんにゃん』といって連れて行ってもらうと言うことを延々と繰り返していました。その間、ボクも妻も子供の面倒を見るのをすっかり休んでゆっくりさせてもらいました。

 次回に続く。

今朝の地震と夏休み

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 今朝は地震の揺れで目が覚めました。朝の5時過ぎだったのでもちろんまだ寝ていましたが(5時過ぎだということもあとでわかったわけですが)、大きく水平方向に横揺れしたのに気がつき、隣で眠っている妻の体を小突いて揺れていることを知らせ、子供の姿を探す妻にボクの枕元で横になっているのを目配せしたのでした。最初に感じた大きな揺れは次第に弱くなっていったものの、揺れ自体はしばらく感じ続けられました。日曜日の夜にも今朝よりは弱かったもののけっこう長い時間横揺れした地震があったばかりだったので、揺れに対して敏感になっていたのかもしれないし、ただ単に揺れが大きかっただけかもしれない。ともかく、今朝の地震が静岡では震度6弱だったということを知ったのはそれから数時間後のことだったのですが、地震というとまず思い出すのが14年前の阪神淡路大震災のことなので、震度が強かった地域の被害状況が気になるとともに、当時自分が体験した揺れほど大きなものはなかったと思い返したりしてしまうのでした。
 ニュースを見ていると家具が倒れてきて怪我をした人が多いみたいなので、うちにも小さな子供がいるので地震対策しておかないとなと思いました。阪神淡路大震災のときはタンスの上から物が落ちてきて頭を打ったので(たいした被害ではなかったですが)。また、朝のワイドショーでは高速道路の一部が隆起したとか崖崩れで道が塞がれているとか言っていました。あまり時間がなかったので詳しくは見られなかったのだけど、高速道路が寸断されてるのですね。帰省のこの時期に利用する予定だった人は大変そうです。
 ちょうど台風も重なっていたようなので、大きな被害がなくて良かったです。テレビのワイドショーでは台風中継の用意を海岸でしていたら地震が来て津波警報が出たから慌てて街中へ逃げてきた、というようなことを言っていました。その台風も思ってたより南の進路を取ってくれたので、今は雨も止んで静かなものですし、明日の飛行機にも影響がなさそうです。明日から夏休みに入るのですが、今回は東京(羽田)から大阪(伊丹)を飛行機で、大阪から富山の妻の実家へはサンダーバードで、富山から東京(羽田)に戻ってくるのは飛行機で、というスケジュールです。東京・大阪間は、空港から街中への交通手段を考えると金額はたぶんそんなに変わらないと思うのですが、やはり新幹線に2時間半じっと乗っているのは1歳の子供にとっては辛いんじゃないかな(そしてその子供をあやさないといけない親にとっても辛いんじゃないかな)と思います。飛行機だと1時間くらいで着くし、おもちゃももらえるし、30分で梅田に出られます。まあ大阪に飛行機で帰るのははじめてなので、そのあたりも今後の参考にしたい。大阪から富山に行くのは他に選択肢がないし、富山から東京に帰ってくるのは電車だと特急と新幹線を乗り継いで4時間以上かかるので、妻の実家からだと富山空港に行くのに少し時間がかかるけど、圧倒的に飛行機の方が便利です(北陸新幹線が開通するまでは)。
 そういうわけで、明日から来週月曜日まで東京・大阪・富山で三都物語してきます。

Golden Week に休みを思う

 今年のGW(Golden Week)はカレンダー通りでした。なので週の真ん中にポツンと4/29を休んで、5/2から5/6までの5連休を妻の実家の富山に子供を連れて帰りました。ところで4/29は昭和の日というそうですね。その前はみどりの日と呼ばれていました。平成になってからは天皇誕生日といえば12/23ですが(関係ないけどいとこの誕生日と一緒)、それ以前は4/29だったので、みどりの日になる前は天皇誕生日でした(関係ないけど4/29が誕生日の知人はいません)。第二次世界大戦前は天長節と呼ばれていたそうです。それ以前の天皇の誕生日はどうかというと、明治天皇の誕生日は11/3で今は文化の日という祝日になっていますが、『戦前から文化の日の制定までは、明治天皇の誕生日であることから明治節(明治時代には天長節)という祝日になっていたが、これとは関係なく定められたということになっている』(文化の日 - Wikipedia)そうです。大正天皇の誕生日に関しては何もないみたいです。明治天皇以前の天皇に関してはどうなっているのかわからないですが、今上天皇の明仁は125代天皇だそうなので、仮に全員の誕生日を祝日にすれば(それぞれの誕生日が重なっていなければ)それだけで一気に1年の3分の1が休みになります。
 まあそんなことにはならないと思いますが、今後このまま天皇制が維持されていった場合はひょっとしたら問題になるかも知れません。今の皇太子の誕生日は2/23だそうなので、次はこの日が天皇誕生日となり12/23は『平成の日』として祝日になるんでしょう。というように1日ずつ祝日が増えていくことになるのですから。日本は祝日が多い国らしいですが、このシステムが続く限り未来永劫祝日は増え続けるわけですから、そういう意味でも何とかしなければならないのではないかと思います。ただ『休みが増えるのは嬉しい』なんてあっけらかんと言ってのけられるほどのほほんとはしていられないのではないでしょうか。
 と、日本の祝日について心配していたら思ったより長くなってしまったので、富山で連休を過ごしたことについてはまた別に書くことにします。

年末年始

 年末年始の休みを妻の実家の富山で過ごしました。一週間くらいいましたが、雪が降っているか積もっているかしていたので外に出るととても寒かったです。反面、家の中は暖かい状態に保たれていて、東京に戻ってきて感じたのは外に出ると富山の方が寒かったと思うけど家の中に入ると東京の方が寒いということでした。休みの間は意識して買い物などに出かけるようにしていたのですが、だいたいは家でテレビを見て過ごすことになりました。
 休みの間は息子とたっぷり遊ぶことが出来ました。コミュニケーションらしきものがより芽生えつつあり、こっちのすることでいろいろ笑ってくれるようにもなったし(スルーされるときも多々あったけど)、とにかく何でも掴んでは口に入れるようになりました。ボクの指もよく噛んでいたし(そこには近い将来に生えて来るであろう乳歯の予感があった)、どうも奥歯で物を噛みたいようで以前に買った歯固めのおもちゃだと奥まで届かないので新しいのを買ったら一生懸命に噛んでました。ボクの顔も良く触っていたし、もっと顔を近づけると眼鏡を掴んでなかなか離そうとしなかった。自分の足の指を口に入れようともしていた(実際に入れていた)。お風呂に入れるといつも頭を洗うときに泣いていたのが今回はぐずったり泣きかけたりはしたけど泣くところまではいかなかった。お湯につかる前に膝の上で足の方から少しずつお湯をかけていくときに何度かおしっこもした。布団の上で一生懸命に寝返りの練習をしたり、もう遅い時間なので寝ないといけないのに、気に入ったのか何度も寝返りをしてそのたびに仰向けに戻したり(一度出来てたけど、俯せから仰向けに戻るのはまだマスターしていない)、踵をドンドンと床にぶつけたりおもちゃを掴んだまま腕を振っておもちゃを投げ飛ばしたりといたずらっ子の予感も十分に感じられました。
 ともかく一緒にいることの喜びが大きかったです。来月のはじめに家族揃って暮らしはじめるのが待ち遠しくて、それまでの1ヶ月が長く感じられるのではないでしょうか。

 日曜日の朝一の飛行機で東京に戻ってきました。その時間にはいつも利用する路線の空港行きのバスがなかったので、5時半に家を出て妻に空港まで送ってもらいました。日曜日も全便満席だったので富山空港には人がたくさんいました。離陸する頃にはあたりも明るくなっていて、明るい時間に飛行機に乗るのがもう数年ぶりだったので思う存分窓の外の景色を見ました。飛行機が離陸して上昇するとあたりは田んぼと山しかなくて、そのうち雲を突き抜けるともくもくと広がる真っ白な絨毯に子供たちは(子供連れの家族が何組か乗っていた)喜びの声を上げていました。絨毯が薄くなっているところから地上の田んぼが見えたりして、声こそ上げなかったけどなかなか見ていて楽しかったです。
 羽田からはバスと電車を乗り継ぎました。引っ越す前は京急一本で帰ることが出来たのでこの点については不便になったかも知れません。もしかしたら東京でバスに乗ったのははじめてかも知れません。大きい道を通るのかと思っていたら意外と細い生活道路を通ったりして面白かった。家について洗濯物を干そうとベランダに出ると首に鈴を付けた猫がいました。その日はずっと家にいてDVDを見たり掃除したりして過ごしました。

 先週末の3連休を妻の実家の富山で妻と息子と過ごしました。往路はいつものように金曜の夜に新幹線と特急を乗り継いで金沢へ(金沢へは妻に車で迎えに来てもらって)だったのですが、復路は富山空港から飛行機を利用しました。前回は小松空港からだったのですが、富山空港の方が妻の実家からのアクセスが便利だということがわかったのです。
 今回は3日間とも予定があって、土曜日はスタジオアリスに写真撮影に、日曜日は家でお食い初めを、そして月曜日は近くの神社にお宮参りに行くことになっていました。そうはいってもそれぞれがまるまる一日かかってしまうというものではなかったので子供とたっぷり遊ぶことが出来ました。1ヶ月前に帰ったときには機嫌が良いと笑うようになっていて、自分の子供の笑顔を見ることに強い喜びを感じたものでした。今回は感情表現がより豊かになっていたし、それによく喋っていました。オーボール(おもちゃのボール)をつかんで口に当てては喋っているのやら歌っているのやらどちらともつかないような声を発しているのです。また寝転んでいるときにおしりを持ち上げてブリッジしようとするような素振りも見せたりしていました。周りの人間への反応もより強くなっていたし、元気な姿を見ていて成長しているんだなと実感しました。
 スタジオアリスでは着物とハチと桃太郎と関取の衣装で写真を撮りました。着物では親子三人での写真も撮りました。両親はこの上なく普段着でしたが。。カメラのシャッターを押す女性の、子供の笑顔を引き出しその瞬間をカメラに収める技がすばらしかった。予算を1万円くらいオーバーしたのですが、それでも抑え気味にしたつもりです。おそるべし、スタジオアリス。子を持つ親の弱みを突いた巧みな商売です。撮影後にショッピングモールのベビールームでおむつを替えようとしたら保育士(?)のおばさんがいて体重と身長を測ってくれました。63センチ、6700グラムということで順調でした。体重は生まれたときの倍以上になってるんだね!

 日曜日の朝からスーパーマーケットに鯛の尾頭付きを取りに行って、赤飯と煮物とお吸い物を用意して(もらって)息子のお食い初めを行いました。料理を実際に食べさせるわけではなくて(離乳食もまだだし)食べさせるふりだけするのですが、はじめる前にミルクを欲しがってぐずついてしまったのでミルクを飲ませていたら本人は眠ってしまいました。仕方ないか、とみんなで言いながら口元に箸を運ぶとまるでそれに合わせて食べるふりをしているかのように口を動かすじゃありませんか。ミルクを飲んでいて途中で寝てしまったときにまだ飲んでいる夢を見ているかのように口を動かしていることがよくあるのですが、それがまるでお食い初めという食べるふりをする儀式の中である効果をもたらすことになるとは思いもしませんでした。ばっちりビデオに撮ってもらったので見返すたびに笑ってしまいます。家族みんなが携帯やデジカメを持って写真を撮っていたのでビデオにはシャッター音も残っています。いったい何台のカメラが向けられているんだ、というほど(でもないか)。お食い初めでは一番はじめに石に箸を付けました。石のように固い歯が生えてきますようにという願いが込められているそうです。詰め物が取れないような(そもそも詰め物しなくていいような)立派な歯が生えてきますように。

 月曜日の朝は予定より1時間寝過ごしてしまったので慌てて出かける準備をしました。1年ぶりに礼服を着て高瀬神社へお宮参り。『かしこみ〜、かしこみ〜』といわれても誰に対してかしこまればよいのか、どうすればかしこまったことになるのかよくわからなかったので言われるがままに振る舞いました(頭の上げ下げや何回手を叩けばよいかとか、父親だけに課せられた小枝の供え方だとか)。息子はおばあちゃん(妻のお母さん)に抱かれてその上から着物がかぶせられていました。あとで聞いたところによると、お祓いに使われた鈴の音に息子は反応していたそうです。子供のおもちゃでも鈴といえば定番ですものね。記念に写真を撮ってさっさと帰りました。
 昼から車で桜ヶ池に出かけました。妻は息子を連れて平日にもよく通っているみたいです。山の中にある池の畔に公園があって景色が良くて気持ちの良い場所です。コンビニでおにぎりとサンドイッチを買って出かけました。ベビーカーに子供を乗せて池の畔を歩いたり、山の斜面に作られた公園の斜面の上にあるベンチに座っておにぎりを食べたり息子を交代交代に抱いては写真を撮りあったりして楽しい時間を過ごすことが出来ました。ここまで大自然というわけにはいかないけど、東京に出てきても自然に触れあえるような場所が近くにあるようにしたいと思いました。合い言葉じゃないけど、山が難しいなら川で。
 その日の夕方に富山空港へ向かうバスに乗り込みました。バスはよく買い物へ行く隣の市内のバス停をぐるぐる回ったのですが、よく買い物へ行くところなので知っている場所も多々あるわけです。『え、モスの横に空港行きのバス停あったんや』とか『北陸自動車道に乗ると思ってたらずっと下道で行くんや、しかもこの道は去年の夏に庄川に鮎を食べに連れて行ってもらったときに間違って入った道とちゃうん?』とか思いながら1時間ちょっとの間バスに揺られました。小松空港と比べると富山空港は大きかったと思います。レストランとか喫茶店も3軒くらいあったし、土産物屋も広いのがありました。そしてこの日の飛行機はボクがはじめて素面で乗ったはじめての飛行機となりました。2ヶ月連続で乗ってるとさすがに少しは慣れるものですね。それでも怖いのは怖かったけど、前回みたいに『まだ電車に乗り換えても間に合う(東京に帰れる)』とは思いませんでした(それはまあ、もう間に合わなかったからだけなのですが)。

 次は11月はじめの3連休に帰ります。往路の新幹線・特急と復路の飛行機のチケットはもう手配しました。3週間後、息子が今度はどのような成長を遂げているか今から楽しみでなりません。

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5年ぶりの飛行機

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 今回の6連休の行きは東京から電車を利用したのですが、帰りは小松から羽田に飛行機で帰ることに1ヶ月前に決めたのでした。正確には28日に前に決めたのですが、国内線ドットコムというサイトでチケットを購入するときに28日前だと割引が効くのです。そのときも(サイトでチケットを購入するときも)決済のページに行ってはページを閉じてしまうということを何度も繰り返していました。というのも、ボクは飛行機に乗るのが怖くて仕方がないのです。それなら何を迷っているんだ、電車を利用すればいいじゃないかと言われそうなものですが、たしかにその通りなのです。お盆休みの帰りは金沢から越後湯沢までの指定席が取れなかったので金沢へ早めに行くことになったのですが指定席が取れればそんな必要もないし、そうすると実際のところは妻の実家を出る(=子供と別れる)時間はほとんどかわりません。もちろん違うのは東京に着く時間なのですが、どういうつもりで飛行機のチケットを購入したのか1ヶ月前の自分に問いただしたい気持ちでいっぱいでした。
 そんなボクを見て妻はお好み焼き屋でビールを飲むのに付き合ってくれたのですが、全然酔えません。金沢から小松空港へ向かうシャトルバスに乗ってひとりになると話し相手がいなくなって恐怖心が少し減るような気も。国内線に乗るのは初めてだったのですが、国内で唯一利用したことのある関西国際空港に比べると小松空港は地元の総合病院みたいな感じでした。予約していたチケットを受け取って荷物のチェックを通って搭乗口でテレビを見ている間も緊張は解けず、実際に飛行機の座席に着いても緊張は解けないものの諦めの気分は醸成されつつありました。ここまで来たら怖がろうが何しようが現実はボクの思いとは関係なく展開していくのだ(ホントは最初からそうなのだけど)。
 妻からもいろいろとアドバイスをもらっていたのだけど、ボクはもうこうなったら窓から(窓際の席だったのです)ずっと外を見ていてやろうと思ったのでした。それでいざ離陸して飛行機とその中にいる自分の体がふわっと宙に浮くような感覚を感じながらも窓の外を見続けていたのですが、何も見えません。しばらく上昇してから窓から後方を見てみたら地上の灯りが見えました。機内ではスクリーンに映し出されたNHKのニュースをヘッドフォンで音声を聞きながら見て、アイスコーヒーをもらって飲んでいたら機体が下降し始め、窓の外を見ながらどういう航路を飛んでいるのだろうと思っているうちに羽田空港に着陸していました。
 飛行機に乗ること自体が5年ぶりくらいで緊張していたということもあったのですが、実際に乗り込む前の方が恐怖心は強かったです。いざ乗ってしまうとどこか諦めてしまうのでしょうか。時間を考えれば電車を利用するよりも圧倒的に飛行機の方が早いのですが(羽田空港から家の最寄り駅が近いということもあって)、前々日くらいから飛行機に乗ることばかり考えてしまうことも考慮すればどっちが短時間なのかはよくわからなくなってきます。
 それはそうと、小松から羽田まではどういった航路を飛ぶのでしょう。次回利用候補に挙がっている富山空港だとまた航路が違ってくるみたいですね。

妻と子供と6連休

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 先月の仕事が忙しかった時の休日出勤のストックを使ってカレンダー上は3連休だったこの週末を6連休にして、妻子のいる富山の妻の実家に帰っていました。
 お盆休み以来、1ヶ月ぶりに会った子供はひとまわり大きくなっていました。抱き方も先月は横に抱いていたのが今回はほとんど縦抱っこしてました。そしてとてもうれしかったのは、機嫌が良いときに話しかけると笑い返してくれたことです。最近は笑うようになったよ、と妻から聞いていたので楽しみで仕方がありませんでした。実際に子供がボクの顔を見て笑ってくれると、それがまだボクの顔を覚えたからというわけではないにしても、やはり喜びがあふれてきます。話しかけると言葉にならない音で話し返してくれます。ボクが『あー』と口を開けて話しかけると『あー』とホントにかわいらしい声で真似して返してくれます。毎朝のこの子供との触れ合いの新しい段階は(誰に似たのかうちの子は朝早くが一番機嫌が良いようです……)この上なくすばらしい体験でした。ある夜に寝起きの子供をお風呂に入れたときに終始泣かれたことのショックも掻き消すほどの……

 水曜の夜に東京を出て上越新幹線で越後湯沢まで、越後湯沢からほくほく線で金沢まで行きました。お盆の時と同じ電車だったのでもう慣れたものです。今回は東京駅の上越新幹線の改札の近くでビールが飲める店を見つけたのが収穫でした。今後が楽しみです。
 木曜日は昼から金沢へ買い物へ。妻が久しぶりに服を買うのを(マタニティーではない服を買うのを)ベビーカーに乗った息子と2人で待ち、ベビールームでおむつを替えてミルクを飲ませてから(金沢駅前のフォーラスにはベビールームがあります。子供のおむつを替えたり授乳させたり出来るスペースがある施設を選んで利用したいと思います)ハンバーガーを食べて、いくら以上使ったら駐車場が何時間無料になるというのの調整のためにモチクリームを買って帰りました。
 金曜日は昼から髪を切りに妻が子供の頃から通っているという美容室に行きました(妻のお母さんも通っているみたいです)。夕方からリサイクルショップとユニクロに行って、そのあとでスーパー銭湯で妻のお母さんとおばあちゃんと合流してから子供を見てもらって先にボクたち夫婦が岩盤浴に入りました。3種類の岩盤浴と(普通のと、ハーブのと、岩塩のと)クールダウンする雪の部屋(定期的に天井から雪が降ってくる)を堪能出来ました。マッサージを受けようと思ったけど待ち時間が長すぎたのでパス。妻のお母さんとおばあちゃんと交代して、ボクたちは先に家に帰りました。お母さんとおばあちゃんは夜遅くになってやっと帰ってきました。スーパー銭湯をだいぶ満喫したようです。
 土曜日は今年の春くらいに結婚した妻のいとこの家に朝から行ってきました。ここいらでは一戸建ての家を買って住むのが普通みたいで、お邪魔した家も広くて素敵な家でした。前日に裾直しをお願いしていたパンツをユニクロで受け取ってから(妻とボクとで5本も買った)昼ごはんにモスバーガーで地域限定メニューを食べて(東京と違って富山はマッシュルームバーガー)、スーパーで買い物をして家に帰りました。夕方にベビーカーを押して近所を散歩。草むしりをしていた妻のお母さんも合流して家の周りをぐるりとまわりました。
 日曜日は予定なし。夕方から近所を散歩して、近くの薬局(といっても車で行く距離だけど)で虫除けを購入。あの豚の形をしたリキッドタイプの虫除けがアースなのかフマキラーなのかわからなくて薬局で買うのを控えたのだけど(家に帰ってから見たらフマキラーだった。薬局にはアースのしか売ってなかった)ネットで調べてみるとどうやらオフィシャルではないけれど互換性があるそうな。
 月曜日は敬老の日ということで金沢のぶどうの木でランチ。以前に金沢駅前のフォーラスに入っている店には行ったことがあったのだけど、この日行ったのは本店。ホントに一面ぶどう畑で驚きました。料理は以前行った店と同じでメイン料理+バイキング。ぶどうビール(ビール+ぶどうジュース)というのを飲むことが出来てご満悦。魚介エキスが出た濃厚なトマトソースのパスタもおいしかった。そのあとで金沢の東京インテリアに行って家具なんかを見て(妻のいとこのお薦め)アピタタウンに行きました。かき氷みたいな、でも氷じゃなくてアイスを削ったような不思議な食感のデザートを食べて、無印とアカチャンホンポとユニクロを見て帰りました。夜に子供をお風呂に入れて(この日は機嫌が良かったので泣かずにいてくれた)妻と妻のお母さんとテレビではじめてのおつかいを見ました。何故見たかというと、富山県南砺市の女の子が出るのを番組の宣伝で見たからだったのです(妻の実家が富山県南砺市)。これまでほとんど興味のわかなかった番組ですが、ああ自分の子供にもいつかはじめておつかいするときが来るのかなあと思うと見る目が変わってきたようです。そんなことをいうと街中でよその子を見ても見る目は以前とは変わっているのですが。
 最終日の火曜日、子供と遊んだり沐浴させたりして(絵本を読んであげたりした)、夕方に子供をおばあちゃんに見てもらって妻と金沢に向かいました。小松空港から飛行機で東京に戻ってきました。初めての羽田空港でしたが、東京のマンションが羽田から比較的近いこともあって確かに楽といえば楽ではありました。しかし飛行機については思うところがたくさんあるので、それは別途エントリーしようかと思っています。

 今回はお盆休みよりも長い休暇を取ることができ、妻と子供とたっぷり時間を共有することが出来たのでとても幸せな日々でした。1ヶ月ぶりに会った子供は確実に成長していて、また1ヶ月後にはどうなっているのだろうと今から楽しみでもあります。来月は近くの神社にお宮参りに行きます。写真館(子供のコスプレ写真館)にも行くのですが、『そんなん寒いやろ』と思いつつ、実は誰よりもどの衣装が一番似合うかということを考えてしまうんじゃないかと今から思っています。

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 9月に入って暑さを取り戻しているかのような東京にいて、もう2週間以上も前のはるか富山での出来事を未だに書いている自分は何なんだと思わないでもない。何なのかはわからないけど何故なのかはわかる。たんに書くことをサボっていたからに過ぎない。
 この日(8/16)は午後から子供を連れて買い物に出かけようということになった。翌日(8/17)の3時過ぎに金沢を出る電車で東京に戻らないと行けなかったので実質最終日(しかも金沢から越後湯沢までは指定席が取れなかったので心配性のボクは最低でも1時間前には金沢に着いていたかった)。外は大雨でテレビでは大雨注意報が出ていた。それでも出かける計画は進んでいたのだけど、出かける準備をしているところに来客が。妻の親戚が訪ねてこられたので子供を連れて初めての対面。母親と娘さん姉妹の3人での来訪だったけど、娘さんはだいたい妻(とかボク)と同じ世代だったので妻のいとこになるのかなと思っていたら、あとで聞いたらなんとお母さんのいとこにあたるということだった。妻のおじいちゃんは兄弟が多くて、妻のお母さんのいとこにあたると思っていた、(お客さんの)お母さんの方はなんと妻のお母さんのおばさんにあたるのか。そのことがなかなか驚きだったことと、姉妹のお姉さんの方が結婚が決まったそうで旦那さんの出身の東北の方へ嫁がれるという話をしていたときに妻のおばあちゃんがそのことについてけっこういろいろ訊くのにも驚いた。相手の方がどういう仕事をしているのかとか。ここいらでは普通のことなのかなあ。
 ところで、この休みの間に何回か妻の親戚が訪ねてこられたけど、もちろんそのたびに子供を披露するのですが、そういうときに限って息子はおとなしくしているのです。それだから『おとなしいね』とか言われるのですが、いったん泣き始めたときの音量とキーの高さと言ったらこの上ないことを親は知っているわけで、やはりボクに似てはじめて会う人の前ではおとなしいんだなと思ったりしました。
 大雨の中をお客さんが帰られたあと、ボクたちも同じ大雨の中を買い物に出かけました。お母さんの車にチャイルドシートを付け替え(すっかりチャイルドシートのセッティングにも慣れた)、金沢のサティへ。サティへ着くと、妻とお母さんが1階で買い物をするというので、ボクは息子をベビーカーに乗せて3階の子供用品の売り場へ行きました。もしかしたら次の日に東京へ戻ってしまうボクを気遣って子供と2人きりにしてくれたのかもしれません。エレベーターで3階にあがって、ベビーカーを押しながらぶらぶらと売り場をまわりました。基本的にボクは子供と2人きりの時は(他に誰かいるときよりも)子供に対して話しかけます。子供が生まれるまでは目にもとまらなかった赤ちゃん用の休憩室(おむつを替えたり授乳したり出来る)でおむつを替え、のどが渇いたのでベンチに座って飲み物を飲んでいたら妻とお母さんがやってきました。ぶらぶらしていたときに見つけた、ベビーカーに荷物を掛けられるようにするフックを妻に見てもらったりして買い物をして、帰る前にもう一度おむつを替えてから家に戻りました。妻のおばさん(お母さんの妹)家族が来てくれて一緒にご飯を食べました。テレビでオリンピックを見ながらビールを飲んで(そういえばオリンピックをこんなに見たことはなかったような気がする。4年前はどうしてたんだっけ?)、子供とお風呂に入りました。

 最終日(8/17)はずっと子供の横にいてたっぷりスキンシップをはかってから、昼過ぎに(ボクが)泣く泣く息子と別れて妻に金沢まで送ってもらいました。自由席に乗るしかない特急の発車時刻1時間前に着いたので座ることが出来ました。
 そのような今年の夏休みでした。

夏休み DAY 3(8/15 桜ヶ池)

 お盆ということもあってか、妻の実家にいると親戚の方が突然訪ねてこられます。そういうことが何回かあってそのたびに出かける予定が崩れてしまうのですが、でもまあわざわざ訪ねてきてくださっているのだからそうもいってられません。妻のお母さんの言うところによると今年はとくに子供が生まれたから顔を見にということのようです。それならますますそうもいってられません。ボク(と息子)にとっては初対面の相手ばかりでしたがボクも息子も他所様の前では借りてきたような猫のようにおとなしくなるのでした。
 夏休み三日目のこの日はそのような来客もなく、夕方に子供を連れて妻と3人で近くの桜ヶ池に出かけました。近くといっても車で20分くらいの距離なのですが、大きな池があってその周りが遊歩道のようになっていて、比較的豪華な遊具の揃っている公園もあってわりかしよく足を運ぶ場所なのです。去年のゴールデンウィークに大阪から一緒に来ていた友人家族と一緒に遊びに来て以来で、そのときにはまさか次来るときには自分たちの子供と一緒とは思わなかったはずです。池の畔においしいソフトクリーム屋があってそれも目的のひとつなのでした。この日はベビーカーに子供を乗せて少し歩いてから公園を見下ろす場所にあるベンチに座ってのんびりとした時間を過ごしました。といっても子供のおむつを替えないといけないのでそうのんびりもしていられないのですが。ともかく、家に近くにこうして自然に囲まれて空気がきれいなのんびり出来る場所があるというのは生きていく上で重要なことのように今更ながら改めて思いました。いずれ東京に妻と子供が出てきたときに住む場所を探す大きな条件になりますね。
 ベビーカーにおさまった息子はおとなしくしています。乗り心地がいいのでしょうか。あまり連れ出すと疲れてしまうので気をつけながら、でも小さな頃からいろんなものを見せてやりたいと思いました。

夏休み DAY 2(8/14 ベビーカーデビュー)

 天気が悪くて曇っていたからか、この日は幾分涼しかったと記憶しています。昼下がりに子供をベビーカーに乗せて家の近くを妻と3人で散歩していたら(歩いてるのは2人だけども)ぽつぽつと雨が降ってきて慌てて家に退散しました……
 妻が子供を沐浴させた後でベビーマッサージなるものを施すのを見ていました。すっぽんぽんでうつぶせになった子供にオイルを使ってマッサージしていくのをカメラで動画におさめていると、子供が背筋を使って頭をぐっと持ち上げる姿が頼もしかった。もちろんそのままの姿勢を維持することはまだ出来ないので、そのまま耐えきれなくなりパタンと横倒れになるのですが、妻によるとだいたいいつもそうなるそうです。パタンと横倒しになってはまた正面を向いて頭を持ち上げ始めるその姿を見ているとまるで腕立て伏せをしているみたいでした。
 夕方に家族全員で(犬も含めて)お墓参りに行きました。昼下がりに散歩をしたコースの少し先にあって、ベビーカーを押しながらみんなでぶらぶらと歩いていきました。夜にすごい雷が鳴っていて夜中過ぎには大雨も降り出したのはこの日だったかしら。

 東京から金沢へ向かう道中ではおにぎりをひとつと缶ビールを2本飲んだだけだったので、金沢から車で妻の実家に向かう途中にコンビニでサンドウィッチを買ったのですが、妻のお母さんが野菜サラダを用意してくれたのでサンドウィッチは次の日の朝ご飯にすることにしました。それで久しぶりに妻と子供と3人で川の字になって寝ました。大阪で寝ていたときは『ボク・妻・子供』という順番だったけど、お盆休み中はずっと子供を挟んで『ボク・子供・妻』の順で寝てました。ある夜に(どの夜だったか忘れたけど)子供が上げた声にふと気がつくと子供のおなかの上に手を載せていて慌てて引っ込めました。そのことがあってからは、眠るまではすぐ横まで近づいていてもいざ眠る段には少し距離を置くようにしました……。
 休みの初日は昼くらいまで眠りました。妻が何度か起きておむつを替えたりミルクをあげたりしたことにまったく気がつきませんでした。あとになって思い返すと、1日おきに気がついていたようです。その次の日は夜中に何度かおむつを替えたりミルクをあげたりしました。それを毎日してくれている妻には本当に感謝しています。
 ボクが富山に帰るタイミングで、お祝いをいただいた妻の親戚に内祝いをお返しに行くことになっていました。またベビーカーをまだ買っていなかったのでとりあえず店に見に行こうと言っていたのですが(買うのはネットでと思っていたので)、当初はそれぞれを1日ずつに分けて行おうということだったのだけど、いつの間にか初日に両方とも済ませることになっていました。先にベビーカーを見に行ってから、帰りに妻の親戚の家をまわろうという段取りで、子供をチャイルドシートに乗せて出かけました。
 3週間ぶりに再会した息子に変化を感じたところはいくつかあったのですが、泣くということについても変化を感じました。泣く理由がより感情的になったというか、メリハリが出てきたというか……。買い物に向かった高岡のサティまでの小一時間の道中、息子はほとんどおとなしく寝ていたので久しぶりに妻とたっぷり話すことが出来て楽しかったです。そして、ボクは子供を連れて買い物に出かけるのが(あまり連れ出すのは良くないと思っているのですが、やはり)好きなのです。というのも、買い物に出かけるとだっこひも(ベビービョルン)で息子を抱っこするのはボクの役割だからです。子供と密着出来るので他になく子供を身近に感じることが出来るし、まるで2人きりの時間を過ごしているような気分になるのでとても好きなのです。この日もショッピングモールで子供を抱きながら買い物をしました。密着すると子供も落ち着くらしくていつもぐっすり眠っています。ときどき目が覚めてはまたすぐに眠りに落ちるようなのですが、この日はとくに何度も息子の頭突きがボクの肋骨あたりにぶつかりました。
 高岡サティのトイザらスで実際に息子をベビーカーに乗せてみたり、店員に機種ごとの違いを聞いたりしていたのですが(そしてアップリカの不具合問題についても聞いてみたのですが)、これがいいと思った機種の値段を携帯で amazon にアクセスして確認してみたら同じだったので、早く使いたいという思いもあってその場で買うことにしました。粉ミルクの2巻セットも安売りしていたので購入。ベビー休憩室(おむつを替えたり授乳したり出来る)でおむつを替えてから駐車場に向かいました。その途中でボクは息子と2人でミスタードーナツにポイントとマグカップを交換しに行きました。エレベーターで車を停めた屋上に上がると滝のような大雨が降っていてびっくり! 妻たちがまだ来ていなかったのでしばらくの間、息子に雨のことをいろいろと話しました。そして、いくらそこに灰皿があるとはいえ赤ん坊を抱いているすぐ横で煙草を吸い始める3世代家族のお祖父さんとお父さんに激しく怒りを感じました。3世代家族の子供たちよ、この世には反面教師から学ぶことは多いのだぞ。
 帰り道に妻のお父さんと合流して親戚の家をまわりました。まあボクはこういうのは苦手ですが、郷に入っては郷に従えスピリッツでやっています。ローマンズ・ドゥーですね。
 夜にはじめて子供と一緒にお風呂に入りました。大阪では何度か妻と一緒に沐浴させてはいたのですが、何度も一緒に入っている妻に教えてもらいながら、短時間ではあれ一緒に浴槽に入るのははじめてでした。初日は不安でいくらか怖かったけど、2回目からは安定して子供をお風呂に入れることが出来ました。一緒に住むようになれば毎日一緒に入れるのだと思うと、早くその日が来てほしいと思うのでした。

 お盆休みを妻と息子のいる妻の実家の富山で過ごしてきました。妻とも久しぶりにいろいろ話が出来たし、生後一ヶ月半の息子と一緒にお風呂に入ったりしてたくさん触れあえたのでとても幸せなお盆休みでした。
 去年のお盆も妻の実家の富山で過ごしたのですが、そのときはまだ息子も生まれてなかったし妻もまだ大阪に住んでいました。たしかあのときは上野発の夜行列車に乗って金沢に早朝に着いたボクは、その朝早くに大阪からサンダーバードで金沢に着いた妻と金沢駅前のスターバックスで落ち合ったのでした。妻の実家は金沢と隣接している富山県の南砺市というところで、金沢に車で出た方が便利という立地なのです。
 去年は行きは夜行列車、帰りは高速バスというある意味強行軍でしたが、今年は行きも帰りも上越新幹線と特急を利用することにしました。東京から上越新幹線で越後湯沢へ、越後湯沢から特急で金沢という路線です。東京に出てきてからのこの1年は東海道新幹線の品川・新大阪間を毎月のように利用してきたのですが、東京駅から新幹線に乗るのも久しぶりだったし、上越新幹線はそもそも初めて利用するのでした。火曜日(12日)の仕事終わりで山手線で東京駅に向かい、お土産にごまたまごを買おうと思っていたのですが土産物屋には行列が出来ていたので、とりあえず上越新幹線のホームに入ってしまおうと思ってそちらに向かうと、改札の手前にコンビニみたいなのがあって東京ばな奈を売っていたのでお土産変更となりました。東京駅の上越新幹線のホームは品川の東海道新幹線のホームとは雰囲気の異なるものでした。品川の東海道新幹線のホームは都会的な雰囲気が、東京駅の上越新幹線のホームにはこれから地方へ帰省するという雰囲気がありました。あるいはそれは時期的な問題かもしれません。
 30分以上はやく着いてしまったので、上越新幹線のホームをうろうろしていました。上越新幹線のホーム、といっても、実は正式には東北・山形・秋田・上越・長野新幹線のホームなのですね。東京駅ということで基本的には折り返し運転なのでしょうか、出て行く新幹線の行き先には仙台というものもありました。おそらく1年前の夜行列車でも同じような路線を走ったかと思うのですがそんなこと覚えてないので、東京を出て次の停車駅が大宮と言われても大宮が何県なのかもわからないような状態です。とにかく越後湯沢で金沢行きの特急に乗り換える時間が8分しかないということはあらかじめわかっていたので、そのことだけがずっと心配ではありました。実際は、乗り換え時には走りはしたのですが充分に間に合ったのですが……。
 東京から越後湯沢までは1時間10分くらいだったのですが、越後湯沢から金沢までは2時間半くらいかかります。越後湯沢から金沢までは喫煙車の指定席しか取れなかったのですが、乗るなり煙草の煙に頭が痛くなってきました(あの感じだったら自由席でも良かったかな)。道中は寝たり大江健三郎の燃えあがる緑の木〈第2部〉揺れ動く(ヴァシレーション)を読んだりしていました。予定時刻を5分ほど遅れて金沢に着き、車で迎えに来てくれていた妻と3週間ぶりに再会して、妻の実家までの道中にいろいろ話しながら、家に着くと妻のお母さんが息子を抱いて出迎えてくれました。3週間ぶりに抱いた息子は妻に聞いていたとおり一回り大きくなっていました。抱いた息子に夢中になって話しかけ続けるボクは、妻のお母さんかおばあちゃんに家の中に入るように促されてようやく家の中に入りました。

1ヶ月検診とお盆休みの予定

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 7月1日に子供が生まれてもう1ヶ月が過ぎました。富山の妻の実家にいるので毎日寂しい思いをしているわけですが、妻の MacBook を先週末にようやくネットにつなぐことが出来たので、skype で好きなだけ子供を見ることが出来ました。お盆休みが待ち遠しいです。
 先週の金曜日、ちょうど生まれてから1ヶ月の8月1日に1ヶ月検診に病院に行ったところ、子供の体重は生まれたときより1キロくらい増えていて身長も4センチくらい伸びているとのことでした。子供をはやくこの手で抱いて安心して眠らせてあげたいと思って、お盆休みが待ち遠しいです。
 今年のお盆休みは13日から17日までで、12日の夜に東京を出て越後湯沢経由で金沢には深夜に着く予定です。帰りは17日の昼過ぎに金沢を出て夜に東京に着きます。そのあとは最低でも1ヶ月に1回は子供と妻に会いに行きます。これまでは大阪に行けば良かったので交通の便は良かったのですが、富山となるとなかなか不便です。富山といっても金沢と県境を接している南砺市というところなのでいつも金沢まで車で迎えに来てもらうのですが、東京から金沢に行くとなると、今回のお盆休みに利用する東京から越後湯沢までを上越新幹線で、越後湯沢から金沢までを特急はくたかでというコースが早いのかな。東海道新幹線を利用して米原経由で行くことも出来るけど時間もかかるし料金も高い。去年のお盆休みは上野から夜行列車を利用しましたが、そして東京に戻るときは高速バスを利用しましたが、今回はどれだけ長く向こうに滞在できるかということが重要なので夜行もバスもパスです。飛行機で羽田から小松に飛んで、そこからシャトルバスで金沢に出るという手もあります。列車で行くよりも2時間くらい早く着けるのですが、料金が少し高いことと、それから何よりもボクは飛行機があんまり好きじゃないのです。最終便が20時発なので、仕事を終えて会社から向かうとなると間に合わないなというのもあるのですが、でもまあそのうち一度くらいは利用するかもしれません。
 ともかくお盆休み以外は東京にいます。暑い日が続きますしビールを飲みに行くお誘いを断る理由はありません。

友人家族と淡路島へ行ってきました

 本日から再び大阪で働いています。
 連休直前の金曜日の夜にいつものように新幹線で大阪に帰ってきました。品川で弁当を買おうとしたらほとんど売り切れていたので仕方なく ecute で少し高めの寿司を買いました。本当はシュウマイ弁当が食べたかったのに、泣く泣く中トロや一匹丸ごとの穴子なんかを食べました。泣く泣く。
 土曜日は昼から妻とお好み焼きを食べに出かけました。家から一番近い風月が JR尼崎駅前にあったので向かったのですが駐車場が混雑していてなかなか入れなかったので諦めて別のお好み焼き屋へ。以前に行ったことのあるスーパー銭湯の隣にあった京風のお好み焼き屋ということでしたがなかなかおいしかったです。お好み焼き自体食べるのが久しぶりだったのでずいぶんとハードルも下がっていたのかもしれませんが。

SBSH0313  日曜日は友人家族と淡路島へと出かけました。
 ゴールデンウィークということもあって道路はどこも混雑していて、明石海峡大橋を渡るまでに大阪から3時間くらいかかりました。サービスエリアで妻が注文した玉葱ラーメンやボクが買った明石焼きやたこの入った巻き寿司(たこが入ってる以外には取り立てて特徴もないくせに840円もした)なんかを食べ、あらためて橋や海を見渡す景色の良さに心を打たれたりしながらあわじ花さじきへ。えらく山の中の車がすれ違うにもギリギリの幅の道を走るなあと思っていたらしばらく走ると渋滞が。駐車場に入る車の列が出来ていました。それでも少し待てば入ることが出来、実はボクはあまり期待していなかったのだけど花と海と空と遠くの牧草の斜面の牛とがとても良い景色を織りなしていて期待に反してとてもすばらしい場所でした。ホントに景色が良かった。ビワのソフトクリームをいただきました。

あわじ花さじき

 花さじきをあとにして淡路ワールドパークONOKOROへ。ここは子供の頃に親に連れられて来たことがある……らしい。記憶に残ってるわけじゃないけど。この時点でもう夕方になっていたので当初の予定にあったイングランドの丘は諦めることにした。コアラが見られるということで少し(ほとんど唯一)楽しみにしていたのだけど時間がないのだから仕方がない。友人家族のそろそろ3歳になろうかという子供も動物と触れあうのを楽しみにしていたみたいで残念がっていた。ONOKOROにはやはり駐車場に入りきらない車の行列が出来ていた。念のため電話をして閉園時間を聞いてみたら7時だと言うので(パンフレットなどには6時と書いてあったけど季節によって変わるとあった)少しは余裕が出来たようなものの。
 遊園地と言われるようなところへ行くのは久しぶりのことだった。たぶん最後は一昨年の年末に妻と行った USJ じゃないかと思うのだけど、もちろん淡路島にそこまで立派な遊園地があるわけもないし誰もそこまでのものを期待してもいない。それでもボクの予想に反してONOKOROは良かった。世界の有名な建築物を縮尺して再現したミニチュアワールドなんてB級感満点だけどこれはこれで成立していると思った。やたらとヘリコプターが飛んでいたのだけどどうやら遊覧できるらしい。ボクたちは乗らなかったけど近くで見ていると飛び立っては数分で戻ってきてまた飛び立って行くのでそのたびにボクは心の中でチャリンチャリンという音を聞きたててしまうのでした。あれはたしかに荒稼ぎの雰囲気があった。ファンタジートレインとかいう子供向けの列車にみんなで乗ったら抜けていく森の中にお菓子の家があったり西遊記の登場人物(妖怪?)の人形が置いてあったりして子供向けだなあと思っていたのだけど途中で急に地元出身の画家か建築家かの説明になってテープの口調こそ同じであれその内容はガラッと変わってるじゃないかと突っ込ませるあたりも飽きさせないよう大人への配慮が行き届いていてよかった。最後に乗ったワールドクルーズもナイルの河口にピラミッドもスフィンクスも大集合していて良かった。

淡路牛石焼きステーキ

 ONOKOROでおみやげを買って温泉に向かう道中に見つけたレストランに行くことにしました。というのもせっかく淡路島に来たのだから淡路牛を食べて帰らねばと強く思っていたからなのですが、大通り沿いにあった看板に書かれていた地図だけを頼りに行ってみると店がない。カーナビで調べてみても出てこないので諦めて再び大通りに出ようとしたらその途中に見つかったので、見つからない捜し物は諦めた瞬間に見つかるというジンクスが再び強化されるのでした。前にどのようないきさつがあってそのジンクスが生まれたのかは忘れてしまったけど。ちょっと高級そうな店構えで実際に値段は高級だったのだけど店内は旅館風。2000円くらいのステーキセットに舌鼓を打ちました。とてもおいしかった。
 時間も遅かったのと妻と友人家族の子供が風邪気味ということもあって温泉をスキップして帰ることにしました。しかし帰りの渋滞はひどかった。明石海峡大橋もまともに渡ることが出来なかったし、途中で高速を降りて三宮あたりまではすいすい行けたけどそこからは国道43号も渋滞。友人宅のある豊中に着いた頃には日付が変わっていて、淡路島のレストランを出てから4時間経っていました。そこからまたボクたちの家まで送ってもらったので、一日中運転をしてもらった友人家族の旦那さんには大変感謝です。実際にとても疲れている様子でした。

 妻が風邪気味だったので月曜日は家にいました。野菜があったのでここぞとばかりに料理をしたり(たくさん作っておくとあとが楽なのです)、テレビを見たり。さすがに前日の疲れがあったので休息日といった感じの日でした。
 連休最終日は昼前くらいに走りに出ました。1時間走って11.5キロくらい。暑くて来ていた上着を脱いでTシャツ一枚になったけどそれでもまだ暑かったです。しばらく走っていると喉が渇きだして、これまで走っていて喉に渇きを感じることはあまりなかったのでこれからの季節は水分補給に気をつけて走らなければと思いました。ジョギングから帰ってくると妻が掃除をしてくれていて、昼ごはんを食べてから買い物に出かけました。なぜか養殖物より安かった天然の鰤を買って夜ごはんに照り焼きにして食べました。

 ゴールデンウィークはこれまではたいてい妻の実家に帰っていたように思いますが今年は連休が短かったのもあって近場で過ごしたわけです。淡路島はとても良かったのでいつかまた人が集まらないような時期を選んで訪れたいなと思いました。

年末年始、今月の抱負

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 年末と元旦を大阪で過ごしてから昨日まで妻の実家の富山に帰っていました。大晦日にジョギング用の靴を購入していたのですが、実家のまわりでジョギング開始。実際に走ってみると現実の道には起伏があって上り坂はホントに苦しい。自分の体力のなさを思い知らされると同時に、けして途中で投げ出すことなく毎日(ほぼ毎日)走ろうと心に誓うのでした。
 実家ではゆっくりと過ごしました。ひたすらテレビを見て、ひたすら蜜柑と甘栗を食べた。妻のいとこが Wii Fit を持ってきていたのでみんなでバランスゲームをして遊んだり、スーパー銭湯(天然温泉)やラーメン屋に出かけたりした。5日間の滞在で走ったのは3回だったけど、筋トレはいちおう毎日やった。しかしまあたくさん食べてあまり動かなかったので体重は増えましたが。

 今日からしばらくは大阪にいて自宅で仕事をします。前日の夜にパン焼き器をセットしておいて、朝食を用意して妻を仕事に送り出してから30分ほど走って、シャワーして休んでから仕事をはじめるみたいな生活になる予定です。
 さっそく今日も朝から走ってきました、と言いたいところですがはじめて走るのでどこを走ったらよいかわかりません。ジョグノートで探してみたら少し離れたところにとても良さそうなコースがあったのですが。たぶん歩いて15分くらいかかる距離。そういうわけで昨日の帰りの電車から見た家から2番目に近い川沿いを走ってみることにしたのですが外れでした。大通りが川沿いの道を分断しているので長距離を走ろうと思ったら350メートルくらいを行ったり来たりしないといけないからです。出来るだけ家に近い方が良いので一番近い川沿いを今日か明日にでも見てみるつもりですが、しっかり安心して走るなら前述の15分くらい離れた川沿いの公園が良さそうです。
 今月はそんな感じの生活になりそうです。早寝早起きして、体に良い食事をして、運動をして、しっかり読書する。

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職を捨て平日の昼間に町へ出よう。

 おかげさまで風邪もずいぶんましになりました。今日なんかはもうほぼ完治したという感じです。だけどここで油断してまたぶり返すのはイヤなので体を温かくすることを心がけています。最近はずっと日中も寝るときも腰とお腹に使い捨てカイロを貼っていました。そして昨日からは湯たんぽを導入しております。ローテク万歳。
 明日の夜に大阪に帰るので荷造りをしていました。丸々一週間帰るので着替えだけでも荷物はいっぱいで Wii を入れるスペースを確保するのに苦労しました。寒くなってくると夏とは違って衣類だけで荷物が嵩みますね。。。しかしまあ明日1日ガマンして働けば(荷物は重いけど)さっさと大阪に帰って、しょうもないことから遠く離れることが出来ます。
 ボクは思うのですが、何かをやるたびにどっかから誰かが出てきてしょうもないことを言われるとしたら、元々やっていたことがそれほどキライじゃなくてむしろ少しは好きなくらいだったとしても、そのことをやるのがイヤになるものなんでしょうか。それらが不可分だという前提の話です。きっと初めのうちはしょうもないことの方を気にしないようにしようとすると思うのですが、それが着実にボクの中にストレスを蓄積していき、やがてある一線をそれが越えたときに元々やっていたことを続けるのをやめてしまうのかもしれません。ボクがまだもっと若くて右も左もわからなかったころはその一線を自分で見極めることが出来なくて苦労しました。今ではむしろいつでも自らの自由意志でその線を引くくらいの覚悟でおります。もし毎日のようにストレスを与えられる環境があったとしたら、たぶんこの世の中の何処を探してもそこに留まるべき理由は見つからないと思うのです。
 さて、この一週間で何かが変わるのだろうか。未来への不安で胸はドキドキワクワクで一杯です。

 今週末から丸々1週間大阪に帰るのですが、やらないといけないことはたくさんあります。とりあえずは5ヶ月ぶりくらいに髪の毛を切るのと、こちらはこのまま放っておいても仕方がないので歯科に行って親知らずの状態を見てもらわなくてはなりません。
 親知らずを抜くのはとても恐いのですが(この話をするとほとんどの人がボクを脅してかかります)、左下奥の親知らずが斜めというかほぼ横向きに生えていて定期的に痛むのです。また、以前一度行った歯科では、斜めに生えているので横の歯が押されてそのせいで歯並びも崩れてきていると言われました。初回はレントゲンを撮って左下奥の歯が斜めに生えていることを見せてもらったのですが、次に行ったときに親知らずは4本とも抜きましょう、斜めに生えているのは抜きにくいので抜きやすいのから抜いていきましょうと言われたので、それ以来足を運んでいません。問題のある歯が抜きにくいからといって、どうして問題のない歯から抜いていくのかまったく意図が分からなかったからです。
 そのようにボクはその歯科をうさんくさく思っているわけですが、それにはもう一つ理由があります。最初に行ったときは若い歯科医に診てもらっていて2回目に行ったときも初めのうちは同じ歯科医に診てもらっていたのですが、途中で院長か何か知らないけど偉そうなおっさんが診察室に入ってきてボクの口の中を見始めるとその若い歯科医はほとんど棒立ちなのです。診察中のところにどっかからやってきたおっさんがちょちょっと口の中を見て、すぐにふいっとまたどっかに行ってしまうようなそんな対応も患者の不信感を煽る以外の効果はありませんでした。待合室にはなんかの賞状とかが額に入って飾ってあったし、今思えば一番はじめに電話で予約をしたときにもわざわざ院長は学会か何かでいないが良いかとか言ってたなあ。一度不信に思ってしまうとあらゆる細部がそれをより強固なものにしようとしてくるものなんでしょうか。

 知り合いからいろいろ聞いて大阪で良さそうな歯医者を捜しているのですが、特に親知らずの治療をするのに良い歯医者を知っているという方がいらっしゃれば是非とも教えてください。よろしくお願いします。

妻の実家に帰省、流れ星と北斗七星

 2日間のサマーソニックを満足のうちに無事終え次の日、7時20分梅田発の金沢行き高速バスに乗らないといけなかったので5時台に起き慌てて出かける用意をしました。妻の実家の富山に帰省するわけですが、妻の妹はバスのチケットが取れなかったので大阪から金沢までサンダーバードか雷鳥かの自由席で向かうということでした。まあ大阪発なので時間に余裕を持って行けば座れないことはないだろうということです。ボクたちが7時20分に大阪を出て金沢には12時過ぎに着く予定だったので妻の妹も同じくらいの時間に着くようにということで、ボクたちは一足先に大阪の家を出て阪神電車に乗って梅田へ。バスの時間にもギリギリだったので少し焦りましたが無事乗ることが出来てバスは発車しました。
 しばらくは久しぶりに見る梅田の町並みを眺めていたのですが新御堂に乗って千里ニュータウンに向かうというバスのアナウンスがあったのを最後に、ボクの記憶は両手ですくい上げた乾いた砂のようにこぼれ落ちていきます。大阪から金沢まで、途中で何度かサービスエリアで休憩が取られ妻にも外に出ないかと言われた記憶はあるのですが、ボクは大阪で座席に腰を落ち着けてから金沢に着くまで一度もその席から立つことはありませんでした。それどころかバスは渋滞に巻き込まれ(しかしどのあたりで渋滞に巻き込まれたのかはわからない)予定より1時間半以上遅れて目的地に到着したにもかかわらず、その道中があっという間だったという印象をボクは抱いてさえいたのです。つまりボクはほとんど寝続けていたわけです。
 金沢に着き、金沢駅横のスターバックスで妻のお母さんとおばあちゃん、そして別のところにいた妹がやってきて昼ごはんを食べに車で移動しました。金沢から富山の妻の実家に向かう途中にある自然食の食堂(レストラン)。前にも一度来たので2度目の訪問となりました。五箇山の豆腐や豆乳を使った料理が目立ってました。素材の味を生かした料理はとてもおいしくて、ここ1ヶ月ほどの東京での食生活から比べてみればまさに天と地ほどの差がありました。料理の味わいが楽しくて、おいしい料理はたぶんたくさんあるだろうけど食べていて楽しい料理はあまりないんじゃないかなと思ったりしました。
 妻の実家に帰る途中でスーパーで買い物をして、妻はすぐに友人の家に生まれたばかりの赤ちゃんを見に行ってしまいました。ボクはテレビで江戸幕府の裏側みたいな番組を見ながら(9代将軍が実は女性だった、とかなんとか)うとうとしたりしてました。やがて妻が戻ってきて豪華な夕ご飯をいただき、すっかり暗くなった中を家族みんなで歩いて5分くらいかけて墓参りに行き、帰り道に妹が自転車でこけて、それから家の前の車庫の前にゴザを敷いてその上に寝転がって星空を見上げました。寝ころぶとアスファルトが日中に蓄えた熱が伝わってきました。流星群が見られる時期だったわけですが、確かに流れ星はいくつか見ることが出来ましたが、それよりも『北斗七星はどこだ』という課題が与えられ流星群はすっかり主役の座を奪われる格好となりました。途中で妹の友達も参加して(すっかり家族の一員だな)でも彼女は風邪気味で夜に野外で横になって大丈夫かと思っていたんだけど、星もぽつぽつとしか流れないしもちろん北斗七星も見つからなくてみんなうとうとしはじめたので深夜過ぎてお開きとなりました。ボクは外では寝なかったけど家の中ではよく眠れました。

サマーソニック2日目

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 サマーソニック2日目、ボクの目当ては何と言っても Travis でした。はじめて Travis を聴いたのがどのような経緯でいつのことなのかもう思い出せないけれど、ボクにとってはとても重要なロックバンドであることにはかわりありません。しかし Travis はソニック・ステージのトリだったのでそれまで十分時間があったのです。
 この日も会場に着いたのは正午付近でした。前日にコンビニで駐車場のチケットを購入していたので安心して車で行ったのですがステージから一番遠い駐車場で偶然にもボクが学生時代にアルバイトをしていたまさにその場所でした。今年からサマーソニックの大阪の会場が南港から北港に変わったのですが、この舞洲という埋め立て地でボクが大学生の頃にアルバイトをしていました。駐車場に向かう途中に懐かしい光景を目にしたというわけです。
 2日目もまずはオーシャン・ステージを素通りしてオアシスに向かいました。ボクも妻もまず最初の目当ては CSS だったので時間があったのです。前日見ることが出来なかったグッズ売り場を見て回ったりして、焼きそばを食べたりしながら何となく聞こえてくるお笑いステージのことが気になりだして見に行ってみたら、中山功太勝山梶(というよりムーディー勝山)を見ることが出来ました。
 オーシャン・ステージでは B’zの演奏がはじまっていたのですが興味がないわけでもないのだけどかといってあるわけでもなく、それでもなんとなく見ておかないといけないという根拠のない何かに突き動かされるようにしてステージに行ってみるとトリでもないのにものすごい数の人がいました。その日そのステージで Avril Lavigne を見た妻曰く『アブリルよりも B’z の方が人が多かった』そうな。B’z すごいな、と思いました。
 ともかく B’z を素通りしてダンス・ステージに向かいました。そういえば駐車場からまず最初に向かったのがダンス・ステージだったのでした。とりあえず下見しておこうということで行ったときに演奏していたのは The Young Punx!、少ししか見なかったけどなかなかよかった。CSS に備えてひとつ前のステージから足を運んだのですが、Digitalism のことはまったく知りませんでした。すごい人で人気なのは分かったのですが、その音楽については複雑な気分。けしてキライではないのだけどとくに目新しくないというか、あまり気持ちよくなかった。そして CSS はこの上なく良かった。音楽もカッコイイし、主にボーカルの人のパフォーマンスも素晴らしかった。けして演奏がうまいとは言えないのだけど、でもやろうとしていることがシンプルなので聴いていてとても気持ちが良かった。終了後、他のステージに移動しようと歩いていたらダンス・ステージの裏に CSS のメンバーがいるのを発見。しばらくそこにいたらボーカルの人が近寄ってきてサインしたりしていた。他の人が身を乗り出したりしてボクは少し後ろに下がっていたのだけど、妻はちゃっかり握手してもらっていました。あとで家に帰ってネットを見ていたら日系ブラジル人なのですね。なんとなく親近感を覚えるのはそのせいなのか否か。
 CSS のあとはオーシャン・ステージに移動して Gwen Stefani。ボクはまあ興味がないのでかき氷を買った彼女の横でビールを飲みながらなんとなく眺めていて、さて、いよいよ今年のサマーソニックの目的である Travis に備えてソニック・ステージに移動することにしました。妻はそのままオーシャン・ステージに残ってアブリルBlack Eyed Peas を見ることに。
 ソニック・ステージにはそのときはじめていったのですが、2階席が座席で空調も効いているとは知りませんでした。休んでいる人がたくさんいたし、ボクも Travis のひとつまえの Modest Mouse の演奏中は休ませていただきました。Travis のステージはアリーナに降りていこうか迷ったけど、2階席の正面一番奥から落ち着いて見ることにしました。ロッキーのテーマで入場するとは思わなかったけど、演奏は期待以上のものでした。とてもよかった。そしてボーカルのフランの人の良さが曲の合間合間に感じ取れた。残念ながら一番新しいアルバムを聴いていなかったのでこれから聴いてみようと思います。いくつかの曲を2階席の一番奥で熱唱してしまいました。
 お互いに別のステージで2日目を終えるので駐車場に停めた車で待ち合わせたのですが、駐車場に向かう途中で後ろから妻に声をかけられました。メインであるオーシャン・ステージで前の方に行っていたら外に出るのにも時間がかかると思ったいたのだけど、実際はそんなに前には行かなかったみたいです。それでも車に乗ってから1時間くらいしてようやく舞洲を出ることが出来ました。ボクたちが大きな橋を渡る直前にもシャトルバスにはまだ長蛇の列が出来たままでした。来年もまた同じ場所で開催するなら交通手段をなんとかしてもらわないとですね。
 家に帰ったらリビングの電気がついたままで誰もいなくて変だなと思ってたら妹がやってきて『黒いヤツが出たので逃げた』というので殺虫剤で退治しました。帰りにコンビニで買ったインスタント焼きそばを作って食べたりしながらいかに CSS が良かったかを妹に熱く語り、次の日はその日や前の日よりももっともっと早く起きなくてはいけなかったので興奮を抱えたまま眠りに落ちました。